京菓子資料館と茶ろんたわらやで楽しむ!京都の和菓子文化デートプラン

今回は京都の京菓子司「俵屋吉富」に隣接する、京菓子文化について幅広く学べる「京菓子資料館」と、実際に繊細な京菓子を味わえる茶房「茶ろんたわらや」を巡る、伝統文化にどっぷり浸かれるデートプランをご紹介します。

俵屋吉富は、宝暦5年(1755年)創業の老舗和菓子店です。上京区に本店、烏丸店、小川店の3店舗があり、代表銘菓「雲龍(うんりゅう)」は、小倉餡をしっとりとした村雨餡で巻き、その名の通り雲に乗る龍の姿を表現しています。この銘菓は、京都の和菓子職人の技術と創造性を体現しています。

さらに周辺には、他にもおすすめのデートスポットが充実しています。徒歩圏内のランチ情報も合わせてご紹介しますので、京都の伝統と現代が融合した魅力的な街歩きをお楽しみください。

こんなカップルにおすすめ!
向いてる年代:全て
おすすめカップル:和菓子が好き、京都の歴史や文化に関心がある
どんなデート?:伝統文化を体感するデート

京菓子で古都の魅力を再発見!五感で楽しむ和菓子デート

今回ご紹介するのは、俵屋吉富とその近くの京菓子資料館、茶ろんたわらやを中心としたデートプランです。和菓子の歴史と魅力を体感できる、京都ならではの粋な時間をお楽しみいただけます。

今回のデートのメイン
京菓子司俵屋吉富、京菓子資料館、茶ろんたわらや
周辺のデートスポット
・相国寺、承天閣美術館
・京都御苑
・孝太郎の酢「MYぽん酢体験」
ランチにおすすめのお店
・喫茶「ゾウ」
・和食「鞍馬口寿星」
・イタリアン「カーサビアンカ」

まずは京菓子資料館の貴重な展示物を鑑賞し、和菓子の歴史と職人の技術が現代まで受け継がれてきた過程を総合的に学びましょう。和菓子の奥深い歴史に触れた後、茶ろんたわらやで実際に味わう菓子は、より一層美味しく感じられることでしょう。

俵屋吉富の店舗では、お気に入りの菓子を2人で相談しながら買い求めましょう。帰宅後、デートの思い出を振り返りながら一緒に和菓子を楽しむことで、さらに思い出深い体験になります。

また、その周辺には京都御苑、京都御所のほか、荘厳な相国寺などがあるため、徒歩でゆっくりと京都の風情を堪能できます。歴史ある建築物や美しい庭園を散策しながら、京都の魅力を存分に味わえるでしょう。

ランチのお店も、和食をはじめ、イタリアン、中華など、多様な選択肢があります。京菓子をじっくり味わった後、お腹の具合と好みに合わせて選ぶのもよいでしょう。和菓子の甘さを楽しんだ後は、さっぱりとした和食や、異なる文化の料理を楽しむのも面白いかもしれません。

ここからは、今回のデートスポットのメインである俵屋吉富の京菓子資料館、茶ろんたわらやについて詳しくご紹介します。

俵屋吉富が運営する京菓子資料館と茶ろんたわらやの魅力

俵屋吉富は、京都府京都市上京区の今出川駅から徒歩すぐの場所にある和菓子店です。宝暦5年(1755年)の創業以来、260年以上も京都の人々に愛され続けてきた歴史ある老舗です。江戸時代中期から現代まで、代々の職人が和菓子の伝統技術と味を守り続けています。

人気の伝統和菓子には、俵屋吉富の代表銘菓「雲龍」をはじめ、白小豆を使用した上品な「白雲龍」、八重菊や八重桜の花をかたどった京のおまんじゅう「八重」、程よい甘さが特徴の「俵屋もなか」などがあります。これらの和菓子は、季節感や京都の文化を反映した逸品です。

京菓子資料館は、昭和53年に烏丸店と同時にオープンした京菓子文化の資料館「ギルドハウス京菓子」を前身としています。平成13年には、烏丸店に隣接する「龍宝館」内に移転・拡張され、現在の姿になりました。ここでは、京菓子の歴史や文化に触れることができます。

もうひとつの見どころである茶房「茶ろんたわらや」は、烏丸店から徒歩10分の場所にあります。茶道発祥の地にも近く、主に茶菓子を扱う小川店に併設されています。落ち着いた和の雰囲気の中で、あんみつや季節の生菓子などの上質な甘味、抹茶をはじめとした日本茶を楽しむことができます。京都の伝統を感じながら、ゆったりとした時間を過ごせる空間です。

俵屋吉富と京菓子資料館、茶ろんたわらやの魅力について、詳しくは広報担当の辻さんにお話を伺いました。

京都の歴史を学ぶ京菓子資料館の魅力

京菓子資料館の外観の写真
▲京菓子資料館の厳かな佇まいからも趣が感じられます

編集部

「京菓子資料館」は老舗「俵屋吉富」に隣接していますが、和菓子屋さんの隣にお菓子に関する資料館があるのは興味深いですね。長い歴史を持つ老舗だけに、その伝統と深く関わってきたことがうかがえます。

「京菓子資料館」は京菓子の文化と技を伝承するための総合的な資料館としてオープンしたそうですが、どのようなものが展示されているのでしょうか?

辻さん

企画展の期間以外は常設展「和菓子のあゆみ」を開催し、古代からの日本の菓子の歴史を紹介しています。

日本人が古来から食べている餅菓子をはじめ、中国や南蛮文化の影響を受け、茶の湯と共に洗練されていった日本独自の京菓子の歴史を学ぶことができます。

また、京菓子作りに欠かせない菓子木型、菓子屋に伝わる菓子の図案帳、観賞用菓子などを展示しています。普段目にすることのない道具や、職人の技術の結晶である糖芸菓子を間近でご覧いただき、京菓子の魅力に触れていただきたいと思っています。

京菓子資料館の展示物のひとつである「図案帳」の写真
▲展示物の1つ「図案帳」。お菓子のデザインや製法が記された図案帳は、可愛らしくて絵本のようです。

過去には、「世界の菓子展」「諸国菓子めぐり展」「明治・大正期の菓子展」といった企画展も開催いたしました。

編集部

お菓子の歴史や貴重な道具などが拝見できるのは興味深いですね。和菓子を見たり、食べたりするのが好きな人は多いですが、その歩みまで知っている人は少ないでしょうから、とても勉強になります。

ちなみに糖芸菓子というのは、砂糖や寒梅粉(もち米粉)などで、四季の花鳥風月を模した装飾的なお菓子のことですね。巨大で鮮やかな生け花や、鉢植えなどが形作られたものを拝見しましたが、本物にしか見えませんでした。

辻さん

これほどの大きな糖芸菓子を、数多く目の前で見られるのは、おそらく当館だけだと思います。資料館に入館されてまず目に飛び込んでくる糖芸菓子に、多くの喜びの声をいただいています。

編集部

糖芸菓子は、まさに職人の技術が集約された芸術品なんですね。資料館で最大の糖芸菓子は、1992年に制作された「華燭」(かしょく)という作品だそうですが、大きな松の前に牡丹が咲き誇るその迫力と精巧さに、圧倒されてしまいそうです。

他にも当時のカタログのような役割を果たした「図案帳」や、そこから実際に制作された「再現菓子」など、好奇心をくすぐられる展示物が多くありますが、辻さんが特に好きな展示はどんなものですか?

辻さん

江戸後期に刊行された「都名所図会」に描かれた、方広寺前の大仏餅屋です。大仏餅の始まりが太閤秀吉の時代までさかのぼるところに、歴史の深さを感じます。

編集部

大仏が安置されている方広寺の前で販売された餅が、大仏餅の始まりだと聞きました。1500年代からこれまで500年以上の間、和菓子はずっと日本人の身近なところにあったのですね。そう思うと、実際に手に取って口に入れるときには、感慨深い気持ちになります。

和菓子の成り立ちから、こんなにも考えが広がるとは思いませんでした。こういう観点で学ぶ歴史も面白いですね。

五感で楽しむ!京菓子資料館の体験型展示

床の解説をする辻さんの写真
▲京菓子資料館では解説にもじっくり聞き入ってしまいます。

編集部

辻さんの考える京菓子資料館の魅力を教えていただけますか?

辻さん

京菓子の歴史を学んだ後に、資料館1階にある立礼式の茶室「祥雲軒」で、四季折々の出来たての上生菓子と宇治抹茶をご賞味いただけるところです。

京菓子資料館の「祥雲軒」で味わえる夏の生菓子と抹茶の写真
▲夏の生菓子とお抹茶のセット。季節の味を感じられそうです。

事前予約・別途料金が必要ですが、着物を着たスタッフが目の前でお点前をし、呈茶を楽しめます(参加費:呈茶代とは別に3,000円/会)。また、ご自身でお抹茶を点て、上生菓子と召し上がっていただくこともできます(参加費:1,000円)。7~20名ほどの団体様での利用であれば、京菓子作り体験も可能です(参加費:2,000円)。

※参加費は2022年5月現在の金額です。最新情報は公式サイトよりご確認ください。

京菓子資料館1階の「祥雲軒」呈茶席の写真
▲出来立てのお茶とお菓子が食べられる「祥雲軒」。座敷ではなく椅子席なのもありがたいです。

資料や展示物を見て学んだ後で、その伝統を受け継ぐ菓子を実際に手に取って味わえるのは、京菓子資料館ならではだと思います。

ちなみに半生菓子「琥珀」とお抹茶セットもあり(500円)、月毎に琥珀の味が変わります。季節の室礼の中での一服は、格別に感じられるのではないでしょうか。

隣の坪庭では柄杓を使って、水琴窟の音色を楽しめます。さらにお庭では、菓子の起源と言われている「橘」の木を実際に見て香ることもできますよ。

坪庭の水琴窟と辻さんの写真
▲坪庭の水琴窟と辻さん。涼しく妙なる音を奏でます。

京菓子資料館はまさに、京菓子を「見て・食べて・感じる」ことのできる施設です。資料館観覧のあとは、坪庭の水琴窟で、京菓子にとってとても重要な"水"の美しい音色を聴いていただき、隣接のお店で種類豊富な京菓子のお買い物をお楽しみください。

お店では直営店限定の丹波産大納言小豆を使った「復刻雲龍」がお買い求めいただけます。美しい「創作羊羹」、様々な種類の干菓子が入った「おくちどり」、食感が楽しい「琥珀」や「糖蜜ボンボン」「久寿湯」、季節の「葛」「ゼリー」など、品ぞろえも豊富です。

直営店限定の「復刻雲龍」の写真
▲上品な甘さ「復刻雲龍」。雲龍は俵屋吉富の代表的なお菓子です。

編集部

京菓子資料館の魅力について教えていただきましたが、デートとして訪れた際にちょっとゆっくり一息つけるような場所があれば教えてください。

辻さん

2階展示室の脇にベンチがございます。お疲れになりましたら、おかけになってお休みください。凛としたお茶席や、坪庭は、写真スポットにもなっております。

来館者の声:京菓子資料館の評判と感想

編集部

京菓子資料館の来館者は、実際にどのように楽しまれているのでしょうか。辻さんがよく耳にする感想や声には、どんなものがありますか?

辻さん

展示室で糖芸菓子を見たときに、感動の声を多く耳にします。その後、お茶室に生けてある本物のお花を見て、「これも糖芸菓子ですか?」と聞かれることがあります。それほど糖芸菓子の精巧さに驚かれるのです。糖芸菓子とは、砂糖や寒天などを使って作られる、花や植物を模した繊細な和菓子のことです。

また、銘菓「雲龍」ファンのお客様から、思い出話を聞かせていただくことが多いですね。例えば、子供の頃に家族と食べた思い出や、特別な日に贈り物として使った経験など、様々なエピソードをお聞きします。古くから愛されるお菓子を誇らしく思います。

編集部

俵屋吉富が長く愛されてきたことが、お客様の思い出話からよく伝わってきますね。京菓子の伝統と技術が、世代を超えて人々の心に残る素晴らしさを感じます。

隠れ家茶房「茶ろんたわらや」で楽しむ本格京菓子

「茶ろんたわらや」外観の写真
▲茶ろんたわらやの佇まいも風情たっぷりです。

編集部

京菓子資料館から徒歩10分ほどの寺之内通りに、俵屋吉冨小川店に併設された「茶ろんたわらや」という茶房があるそうですね。京菓子資料館のあとに訪れると良いと耳にしたのですが、どのようなお店なのか教えていただけますか?

辻さん

「茶ろんたわらや」は、茶道御家元に近い閑静で京都らしい町並みに店舗を構えています。素材にこだわって作った自家製の期間限定メニューに加え、季節の上生菓子や干菓子など、京菓子司ならではの多様な甘味を、隠れ家的な雰囲気の中でお楽しみいただけます。京都の伝統と季節感を味わえる特別な空間です。

上生菓子だけでなく、お干菓子(3種)とのお抹茶セットもご用意しています。3種類の干菓子を一度に楽しめるお店は珍しいので、繊細な味わいと美しい見た目の干菓子の魅力もぜひご堪能ください。

茶ろんたわらや内観の写真
▲茶ろんたわらやの中はあたたかみがあり、ほっと落ち着ける雰囲気です。

編集部

「茶ろんたわらや」は、全8席の落ち着いた雰囲気の茶房だそうですね。隠れ家のようなあたたかみのある空間なら、カップルで訪れても素敵な時間が過ごせそうです。

辻さん

「茶ろんたわらや」に隣接している俵屋吉富小川店では、茶道に欠かすことのできない季節を彩る様々なお干菓子をお好みに合わせてお選びいただけます。自由に詰め合わせていただくこともできますよ。お茶の時間をより豊かにする、こだわりのお菓子選びをお楽しみください。

カップルにおすすめ!茶ろんたわらやの人気メニュー

ここからは、辻さんに教えていただいた人気のスイーツメニューとドリンクベスト3をご紹介します。どれも多くのお客様に愛されている逸品ばかりです。カフェを訪れる際の参考にしてください。おすすめの組み合わせなども含めて、ぜひ注文の際の参考にしてみてください。

茶ろんたわらやの人気スイーツTOP3

1.かき氷(夏限定):990円
2.栗善哉(冬限定):880円
3.クリームあんみつ:880円

茶ろんたわらやで人気No1の夏季限定かき氷
▲左が白玉宇治金時、右が白玉黒糖金時。見た目も味も楽しめる人気メニューです。

「茶ろんたわらや」で最も人気が高いのはかき氷です!かき氷の氷は、地下水を用いて作られているため、純粋な味わいで宇治や黒糖のシロップの風味がより一層引き立ちます。

かき氷は男女ともに人気No1で、特に男性客の2〜3割がかき氷を選ぶそうです。甘さ控えめで食べやすいのも人気の理由です。夏のデートで訪れる際は、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。

茶ろんたわらやで人気No2の栗善哉
▲茶ろんたわらやの栗善哉。素材の味を活かした深みのある味わいが特徴です。

2位の栗善哉は冬限定のスイーツです。小豆たっぷりのぜんざいに、存在感のある大きな白玉と栗が入っています。白玉に焼き目がつき、口に入れた瞬間に広がる香ばしさも美味しさの秘密です。箸休めには一般的なたくあんではなく、塩昆布を使用している点も特徴的です。

茶ろんたわらやで人気No3のクリームあんみつ
▲茶ろんたわらやのクリームあんみつ。バニラアイスとあんこがたっぷりのっているのが特徴です。

人気No3の「クリームあんみつ」は年間を通して楽しめます。人気の理由は、見た目の可愛さ・美しさにもあるそうです。

一般的なあんみつと異なり、大きな寒天の上に小さな2色の白玉がのり、隣にバニラアイスとあんこが添えられた整然とした見た目は、確かに美しさを感じさせます。もちろん、味も見た目に負けないおいしさです。

茶ろんたわらやの人気ドリンクTOP3

1.ホットコーヒー:550円/アイスコーヒー:605円
2.抹茶:550円
3.アイス抹茶オーレ:660円

辻さんのおすすめは、アイス抹茶オーレだそうです。抹茶の豊かな風味と冷たさが相まって、暑い日のデートにぴったりです。また、濃い緑色と白い泡のコントラストが美しく、カフェでゆっくりと楽しむのに最適なドリンクといえるでしょう。抹茶の苦味と甘みのバランスが絶妙で、リラックスした時間を過ごすのにぴったりです。

カップルに人気!茶ろんたわらやの風情あるテラス席

編集部

カップルのデートで茶ろんたわらやを訪問する場合に、おすすめの席や訪問時間はありますか?

辻さん

テラス席が一つございます。招き猫を探しながら、外の清々しい空気をお楽しみください。平日の10時~14時頃が空いているので、ご訪問におすすめですよ。また、この時間帯は比較的静かで、ゆっくりとお過ごしいただけます。季節の移り変わりを感じながら、お菓子をお楽しみいただけるのも特徴です。

茶ろんたわらやのテラス席の写真
▲開放的なテラス席。カップルで過ごす時間をさらに贅沢なものにしてくれます。

京菓子資料館からカップルへのメッセージ

京菓子資料館の入口の辻さんの写真

編集部

辻さんから、デートでの来館を検討しているカップルやご夫婦へ向けて、メッセージをお願いします。

辻さん

京菓子資料館は、京菓子や歴史、美しい物、美味しい物が好きな方、茶道をされている方やご興味がある方など、多くの方に楽しんでいただけます。展示で分からないことや、疑問に思われたことがありましたら、お気軽にスタッフへご質問ください。

本施設は、京菓子だけでなく、京都の四季折々の行事や風習に関する様々なお話も楽しめる場所です。門構えから少し入りづらく感じるかもしれませんが、どうぞお気軽にお立ち寄りください。京都の伝統文化に触れながら、お二人で素敵な時間をお過ごしいただけると思います。

利用者の評価:京菓子資料館と茶ろんたわらやの口コミ

編集部で京菓子資料館と茶ろんたわらやについて、インターネット上の口コミを調査しました。多くの方々の感想や評価が寄せられていましたので、その中から代表的なものをいくつかご紹介します。京都の和菓子文化に興味のある方や、落ち着いた雰囲気でお茶を楽しみたい方にとって、参考になる情報が含まれています。

京菓子資料館の口コミ

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スタッフの方々の丁寧な対応のおかげで、ゆったりと過ごすことができました。施設内の雰囲気も落ち着いており、ゆっくりと京菓子の世界に浸ることができます。
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菓子見本帳に描かれた繊細な絵や、色彩の美しさに驚かされました。職人の方々の高い芸術性と美的感覚が感じられ、京菓子の奥深さを実感しました。
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京菓子の長い歴史や伝統について学ぶことができ、職人の方々の思いや技術を実際に味わうことができました。文化と味覚の両面から京菓子を楽しむ貴重な経験となりました。

茶ろんたわらやの口コミ

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抹茶は厳選された上質な茶葉を使用し、深みのある豊かな味わいが楽しめる一杯でした。茶の香りと旨みが口の中に広がり、本格的な京都の抹茶を堪能できました。
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京都ならではの風情ある雰囲気の中で、贅沢な時間を過ごすことができました。落ち着いた和の空間で、ゆったりと抹茶を味わう経験は特別なものでした。

今回ご紹介した感想は一部を抜粋・要約したものです。インターネット上では、訪れた方々が体験を詳細に綴っている様子が多く見られました。皆さん、心に残る素敵な時間を過ごされているようで、京都の抹茶文化の魅力が伝わってきます。

京菓子資料館の訪問ガイド:基本情報

住所 〒602-0021
京都市上京区烏丸通上立売上ル(俵屋吉富 烏丸店北隣)
アクセス 地下鉄「今出川駅」
2番出口より烏丸通りを北へ徒歩約3分(西側)
営業時間 午前10:00~午後5:00
(最終入館午後4:00、呈茶席ラストオーダー午後4:00)
休館日 毎週 水曜日・木曜日
※年末年始や展示替えなどで臨時休館する場合があります。詳細は公式サイトでご確認ください。
駐車場 資料館前(2台まで)
入館料 有料(企画展により金額が異なります。最新の料金は公式サイトでご確認ください)
空いている時間帯 月・火曜日の午前10時~午後2時頃
平均滞在時間 約20分
公式サイト https://kyogashi.co.jp/shiryoukan/

※最新の情報は公式ホームページ等でご確認ください。
※記事中の金額はすべて税込表示です。

京菓子資料館周辺のおすすめデートスポットとランチ

京菓子資料館の徒歩圏内には、「これぞ京都デート」と思えるデートスポットが数多くあります。

相国寺の特別拝観をはじめ、京都御苑や京都御所の散策など、歴史と文化を感じながら街歩きを楽しめる魅力的なスポットが揃っています。

また、周辺にはおすすめのランチスポットも充実しています。写真映えする喫茶「ゾウ」、割烹料理が楽しめる「鞍馬口寿星」、本格イタリア料理の「カーサビアンカ」など、様々なジャンルの料理を堪能できます。伝統的な町並みの中で、和食や洋食など多彩な料理を楽しむのも京都らしい体験になるでしょう。

歴史ある文化遺産を巡りながら、食事処をカップルで相談するのも楽しみの一つです。以下では、特におすすめのスポットをいくつかピックアップしてご紹介します。

周辺のおすすめデートスポット

相国寺・承天閣美術館:国宝と重要文化財に触れる歴史デート

京菓子資料館から徒歩10分、今出川駅から徒歩15分ほどのところに、1382年に創建された臨済宗相国寺派の大本山である相国寺があります。歴史的な価値と荘厳な雰囲気を持つこの寺院は、デートスポットとしても人気があり、訪れる人の心を静かに引き締めます。

特別拝観の期間中は、法堂や開山堂の重要文化財、美しい庭園を鑑賞することができます。法堂の天井に描かれた「蟠龍図」は狩野永徳の長男・狩野光信の作品で、「鳴き龍」として有名です。法堂の中央で手を叩くと、その音が反響してカラカラと鳴る独特な音響効果を体験できます。

相国寺の境内にある承天閣美術館では、国宝5点、重要文化財145点を含む、京都の600年以上の歴史を物語る貴重な文化財が多数収蔵・展示されています。日本の伝統文化に関心のあるカップルにとっては、展示品を通じて歴史的な会話を楽しみ、互いの知識を深める良い機会となるでしょう。

公式URL:臨済宗相国寺派「相国寺」

カップルで楽しむ孝太郎の酢:「MYぽん酢体験」

今出川駅から徒歩約10分の場所にある「孝太郎の酢」は、180年以上の歴史を誇る老舗の造酢店です。京都の名水と国産米を使用し、じっくりと熟成させて作られるお酢は、添加物や化学調味料を一切使用していないため、まろやかな味わいが特徴です。

さらに、事前に予約をすることで、自分で出汁と果汁を調合して「MYぽん酢」を作ることができます。店舗で丁寧に引かれた出汁と、ゆずやすだちなどの香り豊かな果汁を、お好みの割合で混ぜ合わせることで、一瓶(360ml)のオリジナルぽん酢が完成します。この新鮮な味わいのぽん酢は、様々な料理の風味を引き立ててくれることでしょう。

公式URL:京・西陣「孝太郎の酢」

レトロな雰囲気が魅力!フォトジェニックな喫茶「ゾウ」

今出川駅から徒歩約10分の場所にある喫茶店「ゾウ」は、個性的で素敵な時間を過ごせる隠れ家的なスポットです。京都御苑のすぐ近くに位置し、茶色いレンガ造りの昭和レトロな外観が特徴的で、思わず足を止めてしまう魅力があります。

このお店は愛知県の老舗味噌屋「今井醸造」がプロデュースしており、昔ながらの喫茶店メニューが充実しています。あんバターサンド、卵サンド、オムライスなどの定番メニューに加え、特に人気を集めているのがクリームソーダです。

クリームソーダは、丸みを帯びたレトロなグラスに、鮮やかなブルーハワイ、イチゴ、メロンのいずれかのソーダが注がれています。その上には、なめらかなアイスクリーム、真っ赤なさくらんぼ、そしてお店の名前にちなんだゾウの形をしたクッキーが乗っています。この可愛らしくて懐かしい雰囲気のクリームソーダは、思わず写真に収めたくなる絶好の撮影スポットとなっています。

公式インスタグラム:喫茶ゾウ

京菓子資料館周辺のデートスポット一覧

まとめ:俵屋吉富の施設を巡る京都和菓子文化デート

今回は、京都の老舗和菓子店「俵屋吉富」の京菓子資料館と茶ろんたわらやを中心とした、京都の風情を存分に楽しむデートプランをご紹介しました。

和菓子を通じて京都ならではの歴史や文化を味わい、五感で体感するこのデート体験は、きっと心に残る思い出になるでしょう。お菓子という独特の視点から古都の魅力を新たに発見できる貴重な機会です。大切な人と一緒に、京都の和菓子文化を存分に堪能してみてはいかがでしょうか。