神戸時計デザイン博物館で550点の時計コレクションを楽しむカップルデート|兵庫県
この記事では、兵庫県にある「神戸時計デザイン博物館」をメインとしたデートプランを紹介します。
神戸時計デザイン博物館は、世界中のさまざまなデザインや仕掛けを持つ時計を見比べることができる博物館です。世界各地の時計コレクションを通じて、まるで時空を超えた旅行を楽しんでいるような気分を味わえます。
今回は博物館のスタッフである松本さんと、姉妹館である神戸ドールミュージアムの看板娘ブリュー※に詳しく話を伺いました。
※ブリューは神戸ドールミュージアムの看板娘「ブリュ ジュン」のこと。1880年に作られたフランスのアンティークビスクドールで、bebe dollと呼ばれる種類に属します。
神戸時計デザイン博物館の見どころ:550点の時計コレクションと特別展示
神戸時計デザイン博物館は、世界中の様々な時代や地域の時計を展示している施設です。
懐かしさを感じるアナログ時計の魅力に浸ることができ、多様なデザインを鑑賞できるため、珍しいものや美しいもの、アンティーク品に興味があるカップルにとって非常に魅力的な場所です。
また、隣接する神戸ドールミュージアム、絵葉書資料館、藤野美術館という姉妹館があり、1日で幅広いジャンルの展示を楽しむことができます。
ただし、入館には事前予約が必要ですので、訪問前に必ず予約をしておきましょう。
それでは、神戸時計デザイン博物館の展示内容について詳しくお聞きしていきましょう。
世界の時計を多角的に楽しむ常設展:デザインと機能の魅力
編集部
神戸時計デザイン博物館では、どんな展示を見ることができますか?
松本さん
当館では「デザインに見る時計」をテーマに、各素材や機能、からくり時計など、デザインにこだわった世界の時計をご覧いただけます。
多様な角度から時計を見て楽しむことができるのが特徴です。以下のような観点で時計をご覧ください。
編集部
なかでも、松本さんが特に好きな展示はどちらでしょうか?
松本さん
当館の展示室の真ん中に設置している「ローリングボールクロック」は、ぜひご覧いただきたい一品です。今から200年以上前にイギリスで考案された時計で、絶妙な傾斜によって鉄のボールが1分間で1往復する仕掛けになっています。
▲左下にある銀色のボールがジグザグに転がる「ローリングボールクロック」
ボールが左右に動きながら時を刻む様子を見ているだけで、時間を忘れてしまいそうになります。時計本体の精密な造形や仕組みに、心が惹きつけられるのです。
わたしもつい見惚れてしまうほど好きだわ。
編集部
神戸時計デザイン博物館の展示を見た方には、どんなことを感じてほしいと思いますか?
松本さん
当館の藤野館長は、「アナログだからこそできたデザイン。その部分を見ていただきたい。」という思いを持っています。デジタル時代だからこそ、アナログ時計の持つ魅力や芸術性を感じ取っていただければと思います。
展示を見て、懐かしいアナログ時計の世界にぜひタイムスリップしてほしいわ。
姉妹館の魅力:神戸ドールミュージアムと藤野美術館の企画展
編集部
これまでに開催された企画展と今後の予定についてお聞かせください。
松本さん
過去には、姉妹館である「神戸ドールミュージアム」で以下のような企画展を開催しました。
- シルエットロマンス絵葉書展
- 懐かしのセルロイド人形展
- アルフォンス・ミュシャのグラフィック展
これらの展示では、それぞれの時代や文化を反映した魅力的な作品を紹介しました。今後の予定については、現在企画中ですので、決まり次第お知らせいたします。
皆さま、ぜひ当館にお越しください。魅力的な展示をご覧いただけます。
神戸時計デザイン博物館の魅力:550点の時計コレクションとドールミュージアム
編集部
松本さんは、神戸時計デザイン博物館の魅力はどんなところにあるとお考えですか?
松本さん
藤野館長が長年をかけて収集した国内の置時計や壁掛け時計、約550点が展示されている館内は、圧巻の展示内容となっております。館内には、クリスタルガラスを使った高級な装飾時計や、人形が動くからくり時計などが所狭しと並んでおり、見ているだけで時間を忘れてしまうほど魅力的です。
さらに、館内に併設されたドールミュージアムでは、貴重な「ビスクドール、オールマタ、ドールハウス、和洋人形歴史コーナー」をご覧いただけます。これらのコレクションは、人形の歴史や芸術性を深く理解する機会を提供しています。
絵葉書資料館では、明治後期から大正・昭和初期にかけての国内外の絵葉書を常設展示しております。また、復刻絵葉書コーナーも充実しており、当時の風景や文化を垣間見ることができます。これらの展示を通じて、時代の移り変わりを感じていただけるでしょう。
きっと充実した時間を過ごせると思うわ。
カップルにおすすめ!神戸時計デザイン博物館デートプラン
ここからは、カップルで神戸時計デザイン博物館を訪れた際の楽しみ方についてお聞きします。二人で過ごす特別な時間の演出に役立つ情報をご紹介します。
藤野美術館でのグランドピアノ演奏体験:芸術とともに過ごす時間
編集部
神戸時計デザイン博物館や姉妹館で、カップルにおすすめの過ごし方はありますか?
松本さん
藤野美術館内の企画展示室には、自由にお弾きいただけるグランドピアノがございます。また、長年にわたり収集した美術作品の企画展を随時開催しており、藤野直計(ふじのなおかず)の絵画を常設展示しています。ピアノ演奏と芸術鑑賞を楽しめる、趣のある小さな美術館となっておりますよ。
神戸時計デザイン博物館3階にある天空のテラスからは、24時間LIVE配信を実施しております。ご自宅からも、移り変わる美しい風景をお楽しみいただけます。
LIVE配信パターン
基準の配信 |
・明石海峡大橋(南西)からの様子。右下に孫文記念館が見えます。長距離フェリーの往来も見どころです。日没後のライトアップは壮観です! |
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随時の配信(見晴らしの良い日時) |
・関空SiSりんくうタワーからの様子(南東)。大阪湾から神戸沖にかけての船舶の動きも見えます。夜間は大観覧車「りんくうの星」の光が花火のように見えます。 ・PLの塔・富田林方面(東南)、五色塚古墳・埴輪列(南南東)、岩屋港・淡路サービスエリア(南)なども見られます。 |
特別イベント配信 | ・大型クルーズ船の入港、淡路島花火大会、明石海峡大橋特別ライトアップなど |
※LIVE配信の方向は予告なく変更することがありますのでご了承ください
▲テラスからは明石海峡大橋が見えます
▲LIVE配信で自宅にいながら明石海峡大橋を見ることができます!
ミュージアムショップで見つける時計とドールの魅力:人気関連書籍と商品
▲印象的な時計の写真が載った絵葉書の数々
編集部
神戸時計デザイン博物館には、お土産を購入できるミュージアムショップはありますか?
松本さん
はい、館内のミュージアムショップと「タイムロマンオンラインショップ」の両方で、神戸時計デザイン博物館関連グッズをお求めいただけます。
▲時計にまつわるデザインが施されている絵葉書。アンティークな雰囲気でおしゃれ
特に人気のある商品をいくつかご紹介します。
- 『写真集 出版物 / 神戸市ほか兵庫県編 VOL.1 絵葉書で見るタイムスリップ -明治・大正・昭和-』:明治後期から大正、昭和の風景・風俗・文化・歴史を伝える絵葉書を掲載した写真集
- 資料館所蔵の絵葉書写真を収録した写真集
- 『神戸ドールミュージアム図録』:神戸ドールミュージアムが所蔵するアンティークドールなどを紹介する書籍
▲時計デザイン博物館・絵葉書資料館関連の販売物
▲時計デザイン博物館・ドールミュージアム関連の販売物
博物館訪問の思い出に、これらのお土産はとてもおすすめですよ。
神戸時計デザイン博物館周辺のおすすめデートスポット
編集部
神戸時計デザイン博物館でのデートを楽しんだ後におすすめのスポットを教えてください。
松本さん
元町に移転した「タイムロマンショップ」がおすすめです。ここでは、リプロダクションドールや創作人形、アーティストベア、ぬいぐるみのコスチュームなどの展示販売を行っています。
可愛らしい雑貨や小物類、タイムロマンオリジナル商品も販売しており、デートの思い出作りに最適です。
また、年に数回、人形とテディベアの企画展も開催しています。神戸時計デザイン博物館の後に立ち寄るのに最適なスポットですので、ぜひお越しください。
神戸時計デザイン博物館スタッフからカップルへのメッセージ
編集部
神戸時計デザイン博物館でデートをしようと考えているカップルに、メッセージをお願いします。
松本さん
いつの時代も変わることなく時を刻み続ける時計。しかしその形やデザインは時代と共に移り変わり、私たちの暮らしを彩ってきました。
そんな私達の生活に馴染みのある"時計"を通じて、昭和のプラスチック時計などの懐かしさや、繊細な造形・デザインなどをご覧いただけます。当館で、会話を弾ませながらゆっくりと展示をお楽しみいただき、素敵な時間をお過ごしください。
お会いできるのを待ってるわ!
編集部
時計は毎日確認しているものですが、その歴史やデザインの多様性についてじっくり考える機会は少ないですね。身近でありながら奥深いテーマなので、カップル同士で懐かしい話をしたり、新しい発見をしたりと、楽しく盛り上がれそうです。
今回は、貴重なお話を聞かせてくださりありがとうございました。
来館者の声:神戸時計デザイン博物館の口コミ
編集部で神戸時計デザイン博物館についての感想や口コミを集めましたので、ご参考までに紹介します。
- 様々な形式の多くの時計のコレクションが見られました
- 時計と共に、貴重なアンティークドールやオートマタ(自動人形)なども見ることができ、大変魅力的でした
コレクションの豊富さや、併設されているドールミュージアムとあわせての満足感が挙げられています。今ではなかなか見ることができない時計の数々を観賞できる貴重な機会として、カップルで訪れると楽しめそうです。特に、懐中時計や置き時計など、様々な種類の時計やアンティークに興味がある方におすすめの施設だと言えるでしょう。
料金・予約方法・おすすめの訪問時間
神戸時計デザイン博物館は予約制を採用しているため、スムーズに入館することができます。
予約は公式サイトから簡単に行えます。博物館の見学には通常1時間から2時間程度かかります。多くの方が姉妹館である神戸ドールミュージアムと合わせて予約をされる傾向にあります。
神戸ドールミュージアム・神戸時計デザイン博物館の共通入館料
大人(高校生以上) | 1,000円 |
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小人(小中学生) | 800円 |
神戸時計デザイン博物館の基本情報(アクセス・開館時間)
住所 | 〒655-0037 兵庫県神戸市垂水区歌敷山1-7-20 |
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連絡先 | 078-705-1512 |
アクセス | 【電車】 ・山陽電鉄「霞ケ丘駅」より徒歩7分 ・JR「垂水駅」西口よりタクシー約5分(1メーター程度) |
営業時間・休館日 | 【開館時間】 11:00~17:00 【休館日】 ・月曜日、水曜日、土曜日、日曜日 ・お盆期間、年末年始 |
駐車場 | あり(2台分) |
公式URL | https://www.kobe-clock-design-museum.org/ |
※最新の情報は公式ホームページ等でご確認ください。
※記事中の金額はすべて税込表示です。