木津川市(きづがわし)への移住に役立つ暮らし・仕事・住まい情報|縁結び大学
この記事では、地方への移住を検討している方に向けて、京都府木津川市(きづがわし)で暮らす魅力をご紹介します。
木津川市は、近畿地方のほぼ中央、京都や大阪の中心部にもほど近い場所に位置しています。豊かな自然や里山風景を有するまちでありながらも、交通網が充実しているため、移住希望者にも注目されています。実際に木津川市は京都府内では、随一の人口増加率なんだそう。
木津川市は「子どもの笑顔が未来に続く 幸せ実感都市 木津川」を掲げています。最先端の教育環境やサポート体制も整っているので、とくに子育て世帯におすすめの移住地ですよ。
今回は、木津川市の住まいや仕事、移住者の声など、移住後の暮らしに役立つ情報をご紹介していきます。
木津川市での暮らし:4つの特徴
木津川市は、京都府の南部に位置するまちです。自然豊かな里山の風景や文化財など先人から受け継がれた資源がある一方で、生活の利便性にも優れています。
そんな木津川市への移住は下記のような方に向いています。
- 自然と生活利便性の両方があるまちに住みたい
- 子どもがのびのびと暮らせる環境を望んでいる
- 交通インフラが充実している場所で暮らしたい
- 歴史や伝統文化が好き
上記のような方に向いている理由を、木津川市の特徴に触れながらご紹介していきます。
特徴1:市街地と自然の両面を有するまち:移住者を積極的に受け入れる「移住特区」もあり
木津川市は、平成19年に木津町・加茂町・山城町の3つが合併されてできました。そのため、住むエリアによって生活環境が少しだけ異なります。
加茂エリアにある瓶原地区は「移住促進特別区域(移住特区)」として認定されています。移住促進特別区域とは、移住者を積極的に受け入れる意志を表明し、認定されたエリアのことです。空き家をなくすこと、まちを活性化させる目的も含まれています。
それでは、各エリアの暮らしについてご紹介します。
子育て世帯に大人気!【木津エリア】
▲住宅も多く、生活しやすいエリア。
木津エリアには、木津川市の中心となる駅「木津駅」があります。そのため、大阪や京都、奈良方面への通勤・通学が便利です。1,000人以上の児童が在籍する小学校もあるなど人口も多く、利便性が高いエリアなので、都心部からの移住者も比較的すぐに暮らしに馴染めるでしょう。
また、新興住宅地として開発された「城山台地域」は、子育てファミリーの移住が増加しています。
自然と史跡を有する移住特区【加茂エリア】
▲加茂地区にある瓶原地域は、鮮やかなみどりに囲まれた里山風景が魅力。
豊かな自然と有名な史跡も点在している加茂エリア。
▲奈良時代に置かれた都城「恭仁宮跡」や「国分寺跡」などが残されている。
京都府の移住促進特別区域(移住特区)に指定された瓶原地区では、地域の人々と移住者が協力し、イベントやお店を開店するなどさまざまな取り組みを行っています。
▲「みかのはら~と」全国から集めたアーティストの作品が里山のあちこちに展示される。
加茂エリアの瓶原地域にある小学校の児童数は木津エリアと打って変わって、約40人ほどです。こじんまりとした環境なので、人とのつながりも深く、地域の方と助け合いながら暮らせるでしょう。
田舎暮らしに最適な【山城エリア】
加茂エリア同様、自然環境が豊富な山城エリア。西側には木津川、東側では雄大な山々の景観が楽しめます。「田舎で静かに暮らしたい」という方が多く集まるエリアです。
加茂エリア・山城エリアも田舎暮らしが魅力ですが、マイカーはあったほうが便利に暮らせるでしょう。
特徴2:子育て世帯に最適なまち!支援・教育環境ともに充実している
木津川市は、けいはんな学研都市「関西文化学術研究都市」の一翼を担うまちです。先端技術推進のために、研究・教育施設の誘致を行っており、京都大学の農場も誘致したとか。新しい文化や歴史を生み出す可能性があるまちとしても注目を集めています。
木津川市の小学生たちは、授業の一環で研究・教育施設を訪れる機会があるため、子どもたちの視野を大きく広げられるでしょう。
また、小中学校ではさまざまな方を講師に招いて「出前講座」を実施しています。
▲出前講座の様子。積極的に質問をする生徒たち。
あらゆるテーマを取り上げて授業が行われるので、子どもたち一人一人が興味のある分野を見つけやすくなります。
子どもの生活に刺激を与えてくれる木津川市の取り組みは、保護者にとっても魅力的ですよね。
子育てに関する相談窓口が充実。医療費助成や一時預かりなどのサポートを実施
木津川市役所1階にある「こども宝課」には、保育園に長年務めた方が保育コンシェルジュとして駐在しています。木津川市内の保育や支援施設を案内してくれるほか、子育てについての悩みを聞いてくれます。
また、小さなお子さんだけでなく、小中学校の保護者に向けたカウンセリングルームを開設するなど、気軽に相談できる窓口が充実しています。
木津川市内には子育て世代包括支援センター「宝箱」や、子育て支援センターも点在しているため、同じ年代の子どもを持つ保護者との交流も期待できますよ。
「子育てについて相談できる人がいない」と、なかなか移住に踏み切れない方にとって、子育て関係の施設が豊富にあるのは大きな安心材料となるでしょう。また、木津川市の人口増加に伴い、保育施設も増えていますので、共働きの世帯にもおすすめの移住地ですよ。
次に、木津川市の子育て支援を簡単に表でご紹介します。
医療費の助成 | 生まれてから中学校卒業までの子どもの医療費を助成 ※1医療機関ごとに負担額が200円(1ヵ月) |
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一時預かり事業 | 急な仕事や病気、リフレッシュにも利用できる ※満6カ月以上の未就園児が対象 |
ファミリー・サポート・センター | 育児の援助を行う「まかせて会員」に保育園の送り迎えや一時預かりを依頼できる |
病児・病後児保育 | 病気または回復期の子どもを預かる支援を実施 |
木津川市内には子どもたちが遊べる公園もたくさんあり、大きな体育館、図書館に関しては各エリアに整備されています。
木津川市の子育て環境についてもっと詳しく知りたい方は、木津川市が運営している「きづがわいい子育て応援サイト」をチェックしてみてください。
公式URL:きづがわいい「子育て応援サイト」
特徴3:交通面が便利!市内を網羅したコミュニティバスあり&近隣主要都市へも行きやすい
木津川市は、公共交通機関が整っているのも特徴のひとつです。実際に「交通の便が良かったから移住した」という方も多くいるそう。
奈良交通の路線バスや、木津川市の各所を網羅したコミュニティバスが運行しているので、木津エリアであれば、車がなくても買い物には困らなさそうです。
ただし、マイカーがあったほうが、好きな時間にすぐ出かけられるので便利な暮らしが実現することは頭に入れておいてくださいね。
▲木津川市民の快適な暮らしに欠かせないコミュニティバス。
また、京都までJRで約35分、車で約45分で行けるのも嬉しいポイント。大阪まではJRで約1時間、車なら約50分の距離です。
1時間以内で主要都市に行けるため、木津川市は、「自然環境の中で暮らしたいけど、ショッピングも大好き!」という方にぴったりな移住地と言えるでしょう。
特徴4:文化財が豊富!平安時代から現存する九体阿弥陀如来像があるのは木津川市だけ
木津川市は、多数の国宝・重要文化財を有しています。代表的な建造物は、海住山寺五重塔や浄瑠璃寺本堂などです。平安時代に建立された「阿弥陀如来像」を見られるのは、木津川市の浄瑠璃寺のみなんだそう。
▲阿弥陀如来像も美術工芸品として重要文化財に指定されている。 引用:木津川市公式HP
古くからある建造物や工芸品が多く残る木津川市で、歴史について一から学ぶのも楽しそうですね。重要文化財を取り囲む自然とのコラボレーションも必見ですよ。
木津川市の文化財の詳細は、木津川市の観光ガイドでチェックしてみてください。
公式URL:京都木津川市観光ガイド木津川市スポット文化財
木津川市での暮らしに関する情報
次に、木津川市での生活に役立つ情報をご紹介していきます。
人口 | 人口:79,976人 世帯:33,140世帯 (令和5年4月末日現在) |
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病院 | 病院:1院 診察所:72院 |
教育・保育 | ■保育園 市立:8園 ■認定こども園 私立:9園 ■幼稚園 市立:3園 私立:1園 ■小学校 市立:13校 私立:1校 ■中学校 市立:5校 私立:1校 ■高等学校 府立:2校 ■大学(研究施設) 国立:1校 私立:1校 |
特産品・食べ物 | 【特産】 相楽木綿、茶(福寿園) 【食べ物】 なす、きゅうり、いちじく、柿、九条ねぎ、みず菜、筍、茶、ぶどう、えびいも、大根、ごぼう |
交通 | 【鉄道】 中心となる駅:木津駅 ■鉄道路線 ・西日本旅客鉄道(JR西日本) ・近畿日本鉄道(近鉄) 【バス】 ・路線バス(奈良交通) ・きのつバス(旧木津地域コミュニティバス) ・かもバス(旧加茂地域コミュニティバス) ・やましろバス(旧山城地域コミュニティバス) 【高速道路】 ・西日本高速道路(NEXCO西日本) ・京奈和自動車道(一般国道有料道路)精華学研IC~(精華町)~木津IC |
近隣都市 | ■京都府 ・京田辺市 ・精華町 ・和束町 ・笠置町 ・井手町 ■奈良県 奈良市 |
木津川市は、買い物事情も良好です。大型ショッピングモールもあるため、流行の波にも乗り遅れずに済むでしょう。
医療機関の数も多く、国立、私立学校があるなど教育施設も申し分ありません。
【仕事】市外へ通勤する方も多数!東京圏からの移住&就業で最大100万円の支給あり
大手求人情報サイトで調べたところによると木津川市での求人数は2,900件※ほどでした。※求人情報の一例
また、ハローワークにも430件ほど登録がありましたよ。電車で1時間圏内の大阪、京都へ通勤する方も多いそうです。
東京圏からの移住希望者には、最大で100万円の移住支援金が支給されます。京都府が運営している「京都お仕事診断「ジョブこねっと」の求人から就業した方が対象です。詳細は、下記URLをご確認ください。
公式URL:移住支援金のお知らせ
【住まい】新興住宅地や市営住宅あり。空家バンクの活用もおすすめ
木津川市の、城山台、梅美台、州見台(くにみだい)には新興住宅地が開発されています。城山台には戸建てが多く、人気が高いため、気になる方は早めに問い合わせることをおすすめします。
市営住宅や、賃貸物件もあるので移住の際に「住まいがない!」と困ることはなさそうです。
空き家バンクに登録されている「移住促進特別区域内」の住宅を購入し、居住のために改修を行う場合は、京都府と木津川市から最大180万円の補助金が出ます。「古い家をおしゃれにリノベーションしたい」という希望をお持ちの方に嬉しい制度です。
空き家関連の詳細は下記URLよりご確認ください。
公式URL:木津川市空家バンク
公式URL:移住促進特別区域等への支援等-京都府
木津川市へ移住した方の声
木津川市に移住した先輩たちの声をご紹介します。
- 古くからの文化が息づいているのが良い
- 大阪や京都まで1時間程度で行けるので便利
- 時間がゆっくりと流れていて心穏やかに過ごせる
- 田舎暮らしと都会暮らしの両方が味わえるのが魅力
- 都会では交流することのできない人との出会いがある
加茂エリアや山城エリアに住んでいる方からは、自然の素晴らしさや人々のあたたかさなど、田舎暮らしならではの魅力を満喫している声が多く見られました。
木津川市の自然環境の中のんびりと暮らしながらも、刺激が欲しくなったらすぐに主要都市に行ける点も高く評価されていました。
木津川市への移住に関するお問い合わせ
木津川市への移住に興味を持った方は、まずは相談することからはじめてみましょう。お問い合わせは下記のとおりです。
担当課 | 木津川市役所 学研企画課 |
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住所 | 〒619-0286 京都府木津川市木津南垣外110-9 |
電話番号 | 0774-75-1201 |
公式サイト | https://www.city.kizugawa.lg.jp/ |