【稲沢市デート】四季折々のインスタ映えスポットと絶品グルメを巡る旅|愛知県

今回ご紹介するデートプランは、稲沢市観光協会の古川さんにお尋ねした情報を元に作成した、愛知県稲沢市の撮影スポットをめぐる、“映え”デートプランです。

愛知県稲沢市は名古屋から電車で10分、車でも30分ほどという、アクセスしやすいまちです。稲沢市では四季折々の自然景観を堪能したり、「国府宮(こうのみや)のはだか祭」をはじめとする多くのお祭りが開催されており、多彩な魅力があふれています。

そこで今回は稲沢市で色彩豊かな“映える”自然景観の写真が撮影できるデートプランを紹介します。

稲沢市はグルメに関しても、ミシュランガイド掲載店も含め、和・洋・中やスイーツ店など多様なお店がバランスよく立地しているので、その時の気分やお好みに合わせたグルメを楽しむことができますよ。

稲沢市の四季を楽しむインスタ映えスポット巡りプラン

稲沢市は写真映えするデートスポットがたくさんあり、季節ごとに違った魅力が味わえます。そこで今回は季節に応じた映えスポット巡りのおすすめルートを3つ紹介していきます。

【冬】国府宮はだか祭で伝統と熱気を体感するデートコース

「はだか祭」の会場となっている「尾張大國霊神社(国府宮)」は、名鉄名古屋駅から名鉄本線を経由して国府宮駅まで特急利用で約10分、国府宮駅から尾張大國霊神社(国府宮)までは徒歩5分で到着します。

旧暦の正月13日(2024年は2月22日)に開催される「はだか祭」の時は、神社周辺に多数の露天が出店しています。「はだか祭」の熱気を感じながら、お祭り気分を味わうことができますよ。

【初夏】色とりどりのアジサイに囲まれる稲沢あじさいまつりコース

6月1日から中旬の日曜日まで、「大塚性海寺(しょうかいじ)歴史公園」では「稲沢あじさいまつり」が開催されています。

名鉄名古屋駅から会場に向かうときは、まつり期間中の土曜・日曜日なら名鉄国府宮駅から無料シャトルバスが走っています。その際は、国府宮駅から徒歩5分の場所にある「国府宮」にも参拝へ訪れてみてくださいね。

平日はコミュニティバスを利用するか、国府宮駅から大塚性海寺歴史公園まで、大江川沿いの緑道を散策しながら行くと、25分ほどで到着します。

稲沢あじさいまつりでは、鮮やかに開花した色とりどり豊かな90種約1万株のあじさいが咲き乱れ、映えた写真が撮れますよ。

【秋】黄金色に染まるそぶえイチョウ黄葉まつりを楽しむコース

11月中旬から下旬にかけて稲沢市内西部の名鉄山崎駅周辺では、約1万本のイチョウが一斉に黄葉し町中が黄金色に染まります。

その時期に合せて「祖父江ぎんなんパーク」を中心に「そぶえイチョウ黄葉まつり」が開催されます。多くの飲食や地元特産品販売ブース、ステージイベントなど、多くの人で盛り上がります。

黄金色に染まるまちを散策しながら映え写真の撮影を楽しめますよ。夜はライトアップも行われ、昼間とは違う幻想的な風景を堪能してください。

おすすめ“映え”スポット1「尾張大國霊神社(国府宮)」

稲沢市の「尾張大國霊神社(国府宮)」

「尾張大國霊神社(国府宮)」は全国でも有名な「はだか祭」の舞台になっている神社で、境内に入る時にくぐる「楼門」は室町時代に建設され国の重要文化財にも指定されています。

はだか祭の時に主役である神男がこもる儺追殿(なおいでん)の前は、結婚式の前撮りなどを行う方が多く、「楼門」を背にして、参道から撮影する構図も人気です。

※拝殿の右手奥にある建物

「尾張大國霊神社(国府宮)」の楼門
▲国府宮の楼門。大きな入母屋造りの桧皮葺の屋根が迫力があります。

国府宮で楽しむ四季折々のお祭りとイベント

国府宮で開催されるお祭りの中でも、最も有名なものが毎年旧暦正月13日に開催される「はだか祭」です。

国府宮のはだか祭
▲数千人のはだか男集団が1年の穢れを払うために揉みあう様は一見の価値がありますよ。

実際にはだか祭に参加したい場合は、お宿和陽館(tel 0587-23-5565)で体験プランを売り出されますので、問い合わせてみてください。

4月上旬の桜シーズンには参道両側の桜並木が開花し、夜間にはライトアップされた夜桜を楽しめます。

4月20日~29日には参道で、50年以上も続く「いなざわ植木まつり」がグリーンフェスティバルとして開催されます。特産品である植木苗木や鉢花などの販売店が出店し、苔玉づくり等各種体験メニューもたくさん用意されています。

10月中旬の土曜・日曜には市をあげて行われる「稲沢まつり」が開催されます。幼稚園児の鼓笛パレードや芸人によるステージイベント、特産品の販売などで賑わいます。

11月上旬から12月下旬にかけては、参道でイルミネーションによる夜間ライトアップが行われます。週末にはピアノや電子オルガンを使用した、地元音楽スクール主催によるマラソンコンサートやストリートピアノ、キッチンカーによるマルシェなどのイベントが開催されます。

周辺の歴史と文化スポットを紹介

国府宮を中心に散策したい方は以下のスポットを参考にしてみてください。

「赤染衛門歌碑公園」は平安文化に思いを馳せる

稲沢市の赤染衛門歌碑公園

国府宮から西へ徒歩5分ほどのところには、「赤染衛門歌碑公園」があります。

平安時代に国司として当時の尾張の国府(稲沢市)へ派遣された大江匡衡の妻、三十六歌仙の一人で百人一首の59番「やすらはで 寝なましものを さ夜更けて 傾くまでの 月を見しかな」と詠んだ赤染衛門が衣を掛けたと伝わる「衣かけの松」が植えられていました。

赤染衛門歌碑公園には彼女が当地で詠んだ歌碑が建てられています。赤染衛門は清少納言や紫式部と同年代の平安中期の有名な女流歌人で、夫とともに京からこの地に来て暮らしました。

京の都を遠く離れた新たな土地での暮らしぶりを、新鮮な目線でとらえて詠んだ歌に当時の夫婦の心情に思いをはせてみてはいかがでしょうか。

近所で味わえる多彩なグルメ

赤染衛門歌碑公園から西へ10分ほど進むと「Le cafe Premiere(ル・カフェ プルミエール)」があり、そこでは季節のフルーツをたっぷり使った、写真映えするおしゃれなパフェを堪能することができます。

「Le cafe Premiere」の紅茶とスイーツ
▲こだわりの紅茶をフランスから取り寄せてます。

公式:「Le cafe Premiere」

「Le cafe Premiere」から15分ほど北上すれば創作料理の「みたき」があり、多彩なランチを楽しむことができます。

みたきのお料理
▲新鮮な旬の食材を使った料理が、リーズナブルでいただけます。

公式:みたきインスタグラム

また、赤染衛門歌碑公園から東へ向かい、名鉄の線路沿いに北上すると5分ほどで「町家かふぇ」があり、特製の手作りわらび餅を堪能できますよ。

町家かふぇのわらびもち
▲稲沢名産に認定されているわらびもち。とろける口溶けが人気。

公式:町家かふぇ

尾張大國霊神社(国府宮)の基本情報・アクセス

住所 愛知県稲沢市国府宮1丁目1番1号
電話番号 0587-23-2121
最寄り駅
アクセス
・名鉄国府宮駅徒歩5分
・JR稲沢駅から徒歩20分
・名神高速一宮ICから車で15分
営業時間 午前9時から午後4時
定休日 年中無休
公式サイト https://www.konomiya.or.jp/

おすすめ“映え”スポット2「大塚性海寺歴史公園」

性海寺歴史公園のあじさい

性海寺歴史公園のあじさいが咲く時期には、90種約1万株のあじさいの花で埋め尽くされ、多くの写真愛好家やカップルが訪れます。

性海寺歴史公園のあじさいは、小高い丘で立体的に植栽されているので、それをバックに撮影することによりアジサイの花に囲まれている雰囲気で撮影ができます。

性海寺歴史公園の稲沢あじさいまつり
▲「性海寺歴史公園」では、6月1日から中旬の日曜日まで、「稲沢あじさいまつり」が開催されます。

また、稲沢あじさいまつりの期間中は、歴史公園内の丘を下ったところに記念撮影用のボードが設置されています。

稲沢あじさいまつりの記念撮影用のボード
▲訪れた際はデートの思い出に、ボードの前で記念撮影してみてくださいね。

周辺でアートと自然を楽しめるスポット

性海寺歴史公園の近くにあるおすすめスポットやグルメを紹介します。

「荻須記念美術館」でパリの雰囲気を味わう

稲沢市の荻須記念美術館

性海寺歴史公園に隣接する大江川緑道沿いに北上すると、徒歩10分程で「荻須記念美術館」に到着します。この建物は、マロニエの街路樹に囲まれ、レンガ造りの落ち着いた佇まいで、フランスパリの雰囲気を醸しだしています。

荻須記念美術館は稲沢市出身で昭和の時代、佐伯祐三らとパリを中心に活躍した画家・荻須高徳を記念して建てられた美術館で、多数の作品が所蔵されています。当時のアトリエも再現されていて異国情緒を体感できますよ。

多国籍グルメ巡りもおすすめ

性海寺であじさいを堪能した後は、和食なら、徒歩10分ほどで日本料理の「美寿吉」で1,100~2,500円で各種ランチを楽しむことができます。

美寿吉のお料理
▲季節にこだわった旬の料理が絶品の美寿吉。

公式:美寿吉

イタリアンなら、徒歩約5分で「ピッツェリア・アリス」があり、1,600円からランチをいただけます。

ピッツェリア・アリスのピザ
▲本格石窯で焼いたピザが堪能できるピッツェリア・アリス。

公式:ピッツェリア・アリス

フレンチなら徒歩10分ほどでミシュランガイドに掲載された「コートロティ」があり、事前予約で3,500円からランチを楽しむことができます。

コートロティインスタキャプチャ画面
(引用:インスタグラム

公式:コートロティ

また、荻須記念美術館から徒歩約5分で「CAFE TANAKA」があり、有名パティシエ田中千尋さんが監修するスイーツや、こだわりのコーヒー、ランチなどを楽しむことができます。また、土日祝日にはピアノ演奏を聴きながら癒しのひと時を過ごしていただけます。

「CAFE TANAKA」のコーヒーとパン
▲自家製パンと自家焙煎珈琲がおいしい「CAFE TANAKA」。

公式:「CAFE TANAKA」

性海寺歴史公園・性海寺の基本情報・アクセス

住所 愛知県稲沢市大塚南一丁目33番地
電話番号 0587-32-4714
最寄り駅
アクセス
・名鉄国府宮駅から徒歩25分又は、コミュニティバス利用で大塚下車徒歩5分で到着
・一宮ICから車で33分で到着
営業時間 9時~17時(※例外あり)
定休日 年中無休
公式サイト https://www.inazawa-kankou.jp/archives/57

おすすめ“映え”スポット3「祖父江ぎんなんパーク」

稲沢市の祖父江ぎんなんパーク

祖父江ぎんなんパークは、祖父江町の特産品「銀杏」を多くの方にPRするとともに、地域住民の交流のために整備された公園です。イチョウ並木やイチョウ林、展望台があり、11月の紅葉シーズンには園内のイチョウが一斉に黄葉し黄金色に染まる風景を一望することができます。

祖父江ぎんなんパークの黄葉
▲祖父江ぎんなんパークの黄葉した風景は、結婚式の前撮りスポットにも選ばれるほど、多くの人を魅了しています。

また、11月中旬から下旬にかけて「そぶえイチョウ黄葉まつり」が開催され、特産品を売るお店や飲食ブース、お茶席、ステージイベント等で賑わいます。

カップルがイチョウの写真を撮っている様子
▲映え写真が撮れること間違いありませんよ!

午後5時からはライトアップも行われ昼間とは違った黄葉を楽しむこともできまよ。

周辺で銀杏ラーメン・銀杏チャーハン・銀杏懐石料理を楽しもう

祖父江ぎんなんパークから西へ、イチョウの黄葉を楽しみながら散策すると、徒歩で約1時間で次に紹介するおすすめスポット「サリオパーク祖父江」があります。

その途中(徒歩30分ほど)には、旬の銀杏の実を使った銀杏ラーメンや銀杏チャーハンなどで有名な中国料理店「北京」があり、各種ランチを楽しめます。

北京の銀杏ラーメン
▲北京の銀杏ラーメン。今では稲沢を代表する人気グルメです。

公式:中国料理「北京」

祖父江ぎんなんパーク近くの名鉄山崎駅から電車で一区南へ移動すれば森上駅近くに、木の素材を生かしたカフェレストラン「moku・moku」があり、コーヒーやランチを堪能できます。

稲沢市のカフェ「moku・moku」にある薪ストーブ
▲寒い季節は薪ストーブの柔らかな暖かさで癒されてください。

公式:「moku・moku」インスタグラム

また、徒歩25分で季節料理「しろ石」があり、ここでは特産で旬の銀杏をふんだんに使った銀杏会席(予約制4,400円)がお勧めです。

しろ石の懐石料理
▲大人のデートにぴったり。季節の料理を堪能してください。

公式:しろ石

祖父江ぎんなんパークの基本情報・アクセス

住所 稲沢市祖父江町山崎江代23番地2
電話番号 0587-97-5800(祖父江町商工会)
最寄り駅
アクセス
・名鉄山崎駅徒歩1分
・名神高速道路羽島ICから22分
・東海北陸自動車道一宮稲沢北ICから15分
営業時間 9:00~17:00
定休日 年中無休(12月29日~1月3日は除く)
公式サイト https://www.inazawa-kankou.jp/archives/2278

おすすめ“映え”スポット4「サリオパーク祖父江」

稲沢市のサリオパーク祖父江

サリオパーク祖父江は、水辺や散策路を有する自然公園の「ワイルドネイチャープラザ」と、遊具やプールがある子ども向けの公園「木曽川祖父江緑地」、スポーツグラウンド「祖父江ワイルドネイチャー緑地」の3つの施設を合わせた総称です。

この中の「ワイルドネイチャープラザ」には、日本国内でも珍しい河岸砂丘があり、通称「祖父江砂丘」といわれている、砂漠をほうふつとさせる非日常的な風景が広がっています。

ワイルドネイチャープラザの「祖父江砂丘」
▲まるで海外にいるかのような砂丘が広がっています。

10月上旬~下旬には祖父江砂丘を活用した「サンドフェスティバル」が開催され、高さ2mほどの大型砂像が立ち並び砂のアートを楽しめます。

祖父江砂丘の「サンドフェスティバル」
▲たくさんの作品が制作され、多くの人が訪れます。

水辺にはウッドデッキやシャワーが整備されており、多くの人々がサップやウィンドサーフィンを楽しんでいます。

サリオパーク祖父江でウィンドサーフィンを楽しむ人たち
▲風を受けて水面を滑るサーファーたちを眺めるのも楽しいですよ。

9月中旬にはパーク内の散策道路の周囲一面に赤い彼岸花が咲き誇り、赤いじゅうたんを敷き詰めたように赤く染まります。

また、サリオパーク沿いの木曽川堤防から、濃尾平野が一望できます。日没時には、西に連なる養老山脈や伊吹山のふもとに沈みゆく太陽と、刻々と移り変わる夕焼け空のグラデ―ショーンを木曽川の川面越しに眺めることができます。

サリオパーク祖父江周辺のカフェ&レストラン

車で10分~15分ほど東へ走れば、映えるモーニングセットや砂丘のたまごというスイーツで人気の「美甘珈琲(みかもコーヒー)」やワンプレーランチで有名な「にじいろcafe」があり若い女性客で賑わっています。

美甘珈琲の砂丘のたまご
▲美甘珈琲の砂丘のたまご。大きくてあたたかい白玉団子が美味しい。(13:00~の提供)

公式:美甘珈琲

「にじいろcafe」のお料理
▲「にじいろcafe」は色鮮やかなプレートメニューが自慢のお店です。

なお、「にじいろcafe」は土曜日限定で夜間営業しており、お酒や料理を楽しむこともできます。

公式:にじいろcafeインスタグラム

サリオパーク祖父江の基本情報・アクセス

住所 稲沢市祖父江町祖父江鍋島132
電話番号 【ワイルドネイチャープラザ】
0586-51-7105
【木曽川祖父江緑地】
0587-97-4255
【祖父江ワイルドネイチャー緑地】
0587-97-2100
最寄り駅
アクセス
・岐阜羽島ICから車で20分
・名鉄森上駅から徒歩60分
・名鉄森上駅からコミュニティバスで20分(サリオパーク祖父江下車)
営業時間 【夏季(7月~8月)】
午前9時~午後7時
【上記以外】午前9時~午後5時
定休日 第2月曜日(月により変更有り)
公式サイト https://www.kisosansenkoen.jp/~wildnature/

取材協力:稲沢市観光協会(https://www.inazawa-kankou.jp/