平安神宮会館で体験する京都の粋｜名勝神苑を望む格式高い神前式と披露宴

人生の一大イベント、結婚式。神聖な場所で誓いを立てたいカップルにおすすめなのが、1895年創建の平安神宮境内にある「平安神宮会館」です。120年以上の歴史を持つ平安神宮は、京都の伝統と文化を今に伝える荘厳な空間です。

披露宴会場となる「平安神宮会館」では、国指定名勝「神苑」の美しい景色を眺めながら、旬の食材を活かした和洋折衷の料理を楽しめます。京都を代表する観光名所でもある平安神宮の境内にあり、名勝庭園「神苑」を望む特別なロケーションで行われる、京都ならではの結婚式が体験できます。

「神聖な場所、厳かな雰囲気の中で結婚式を挙げたい」「京都らしさを感じる結婚式がしたい」そんな願いを持つカップルはぜひ参考にしてください。

歴史と格式が息づく、唯一無二の結婚式場「平安神宮会館」

平安神宮会館は、京都市左京区にある平安神宮の境内に位置する格式高い結婚式場です。平安神宮の荘厳な雰囲気に包まれ、歴史と伝統が息づく特別な結婚式を挙げることができます。

平安神宮の境内には豊かな緑があふれているため、どの季節に挙式しても四季折々の美しい景色を楽しめます。桜や紅葉など、季節ごとの自然の美しさが結婚式を彩ります。また、京都を代表する観光スポットでもあるため、招待されたゲストにとっても思い出に残る、特別な結婚式になるでしょう。

これから、平安神宮会館で行われる結婚式の魅力について詳しく紹介していきます。

京都を代表する格式高い神社「平安神宮」での本格的な神前式

平安神宮会館の挙式会場となるのは、創建以来、長く京都の人々に愛されてきた神社「平安神宮」です。

平安神宮に響く雅楽の音色に合わせ、朱色の本殿を歩く花嫁行列。平安神宮での挙式は、まさに絵巻物の中に入り込んだかのような感動を味わえます。神職による神聖な儀式、参進の儀、三三九度の杯など、日本の伝統的な結婚式の形式を大切に守りながら、厳かな神前式が執り行われます。

その荘厳さと厳かな雰囲気から、平安神宮の本殿で行われる神前式は多くのカップルに選ばれてきました。歴史ある、そして「京都で神前式といえばここ」という憧れの場所でもあるため、親子三代にわたって平安神宮で挙式をしたという新郎新婦も少なくありません。

プライベート空間で楽しむ名勝「神苑」：一般客と交わらない特別な時間

平安神宮会館に入ると、まず目に飛び込んでくるのが、"神さまのためのお庭"と呼ばれる名勝庭園「神苑」の絶景です。社殿を囲むように東・中・西・南の4つで構成される総面積約1万坪の神苑では、樹齢100年を超える木々や左近の桜、初夏の花菖蒲、秋の紅葉、冬の雪化粧など、四季折々の自然美を堪能できます。

平安神宮会館では、挙式前にこの神苑で過ごす特別な時間を用意しています。一般の観光客と交わらない、新郎新婦とそのゲストだけの"とっておきスペース"で、ゆったりと神苑を眺められる貴重な時間となります。

約30分間、庭園内の「橋殿」とその周辺で自由に過ごすことができます。美しい自然に囲まれて家族と静かに語らう時間は、結婚式当日の緊張をほぐし、心を落ち着かせてくれるでしょう。また、この時間を利用して家族写真の撮影も可能です。普段なかなか揃わない家族全員での記念撮影は、一生の宝物となるはずです。

平安神宮会館では、結婚式という人生の大切な節目に、美しい自然と調和した空間で、家族との絆を深める特別な時間を過ごすことができます。この体験は、新郎新婦とゲストの心に深く刻まれることでしょう。

さらに、ゲスト用の控室や披露宴会場からも神苑を望むことができます。披露宴中にこの美しい景色を眺めながら食事を楽しめるのは、平安神宮会館ならではの特権といえるでしょう。

▲ロビーラウンジから一望できる、名勝庭園「神苑」はまるで絵画のような美しさ

伝統と現代ニーズの融合：平安神宮会館のバリアフリー対応

▲結婚式場専用の門。観光客が入れないプライベートスペースの一つ

長い歴史を持つ平安神宮会館は、伝統を守りながらも、現代のニーズに合わせたサービスを提供しています。参加者の快適性を追求した空間設計も特徴で、結婚式に訪れる方々への配慮が随所に見られます。

一般的な神社では境内に車で乗り入れできないケースが多いですが、平安神宮会館には結婚式場専用の門があり、式場の入口前に停車可能です。この門は平安神宮の雰囲気を醸し出しており、訪れたゲストを魅了します。

高齢者や子ども連れの方も安心して移動できるよう配慮されており、格式高い平安神宮で結婚式を挙げるという特別な雰囲気を味わえます。また、道が舗装されているので、パンプスや革靴でも歩きやすい点も利用者に好評です。

神社では珍しいクロークも完備しています。遠方からのゲストは、楽な服装で来場し、平安神宮会館で着替えて荷物をクロークに預けることができます。その後、身軽に神苑で写真撮影を楽しみ、挙式後は披露宴会場で食事をしながら、荷物はそのまま預かってもらえるため、非常に便利です。クロークには専門のスタッフが常駐し、安全性と利便性を確保しています。

畳の部屋には室内用の車いすを用意し、車いすを使用するゲストには段差のない着替え室を案内するなど、柔軟な対応を心がけています。

会場の入口には段差がありますが、車いすやベビーカーを利用するゲストには、レセプションスタッフが2〜3名で昇降をサポートしています。このように、完全バリアフリー化は難しいながらも、参列者のニーズに応えた設備とおもてなしの心で快適な環境を提供しています。

▲荷物を預けられるクローク。手荷物を気にせずに動けるのはゲストにとって非常に嬉しいポイント。

▲新郎新婦が身支度をするブライズルームも完備。新郎新婦用はもちろん、ゲストの更衣室にも和装に便利な畳と姿見がある。

▲おむつ台もあるバリアフリーのトイレを完備。このほか授乳室もある。

平安神宮会館のプランナーによる柔軟な対応も魅力

▲左から酉川さん・張谷さん・川西さん。

平安神宮会館が選ばれる理由の一つに、おもてなしの心を持って新郎新婦に寄り添うプロフェッショナルなスタッフの存在があります。ここからは、結婚式に携わるスタッフの中から代表して酉川さん・張谷さん・川西さんのお三方に「お客様の特別な日をサポートする上で心がけていること」についてお話を伺いました。

新郎新婦の理想を叶える：川西プランナーのアプローチ

結婚式はお二人が夫婦になって最初の大きな買い物だと考えています。そのため、自信を持ってこの会場を選んでいただけるようサポートに力を入れています。

結婚式場選びは雰囲気だけでなく、「家族と長く過ごしたい」「お二人の個性を出したい」など、希望する過ごし方や演出によって最適な会場が変わってきます。そこで、プランナーとしての経験や知識を活かし、お二人の理想を実現できるよう、適切なグループ会場をご案内するよう心掛けています。

柔軟性と温かさを大切に：張谷マネージャーの対応方針

▲グループ会場を含めプランナー歴17年の実績を持つ、ウェディングマネージャー・張谷さん

弊社のプランナーには、「最初から不可能と言わず、実現が難しいご要望には代替案を提案する心がけが大切」と伝えています。

基本的には「すべてのお客様に公平な提案ができるように」をモットーに対応していますが、新郎新婦それぞれの事情を考慮し、個別の要望に応じた提案も行っています。

可能な限り柔軟に、お二人の想いに寄り添った温かい対応を心がけています。

心に残るサービスの提供：酉川マネージャーの取り組み

▲入社して6年目となる料飲部マネージャーの酉川さん。

結婚式の件数が多い中でも、すべてのカップルに公平な対応を心がけています。お客様のご要望に対して、できる限り「いいえ」と言わずに、私たちプロの視点からできることを提案するよう努めています。

平安神宮会館のスタッフは全員、「お客様の特別な1日」を心を込めてサポートしています。そのため、挙式されたご夫婦が後日イベントなどで再び来館された際、「〇〇さん！」と当時の接客スタッフに声をかけてくださることが多いのです。

このような光景を目にすると、お客様に覚えていただいていることに喜びを感じます。同時に、私たちのスタッフ全員が心に残るサービスを提供できている証だと実感し、大変誇らしく思います。

平安神宮会館：結婚式に関する基本情報とアクセス

スタイル	神前式、披露宴・食事会
人数	10〜70名
予算目安	230万〜250万円（50名の場合）
住所	〒606-8341 京都府京都市左京区岡崎西天王町97
問い合わせ	075-708-3921
アクセス	京阪本線「三条駅」より車で5分 地下鉄東西線「東山駅」より徒歩10分 市営バス岩倉行き「京都会館美術館前」下車徒歩5分 名神高速自動車道「京都東IC」より車で20分 ※無料駐車場30台完備 ※JR京都駅より無料シャトルバスによる送迎サービスあり
公式ページ	https://www.heianjingu.com/
公式Instagram	@heianjingukaikan_wedding

※2024年8月時点の情報です。最新の詳細は公式ページでご確認ください