江差町で夕陽と歴史を楽しむ!日本海沿いの映えスポットデート|北海道

この記事では、北海道江差町(えさしちょう)の撮影スポットを巡る、“映え”デートプランをご紹介します。

江差町は日本海に面しており、夕暮れの海の風景が美しいのが特徴です。特にかもめ島には「幸せになる鐘」などカップルにおすすめの撮影ポイントがありますよ

今回は江差町役場追分観光課・観光係の北嶋さんにお尋ねした情報を元に、写真撮影を楽しみながら観光できるデートプランを考えました。

江差町の絶景スポットを巡る1日デートプラン

江差町には大きく二つの観光エリアがあり、隣接しているため徒歩で散策することができます。今回は二つのエリアを1日で周るプランを考えました。

まずは「いにしえ街道」エリアに向かいましょう。この地区には、ニシン漁と北前船交易で栄えていた江戸時代当時の建造物や街並みが残っています。

朝食向きのパン屋さんもあるので、午前中の散策にもぴったりです。

江差町のいにしえ街道
▲いにしえ街道には趣のある建築物が並んでおり、歴史を感じながら散策できる

また同じエリアにある「旧檜山爾志郡役所(きゅうひやまにしぐんやくしょ:江差町郷土資料館)」は、ターコイズブルーのような印象的なカラーが魅力的で、とても写真映えのするスポットです

江差町にある旧檜山爾志郡役所(江差町郷土資料館)の外観
▲旧檜山爾志郡役所(江差町郷土資料館)は外観はもちろん、内装も見応えがある

もう一つの「かもめ島」エリアには、そのまま歩いて入ることができます。日本海の絶景を満喫できる、素晴らしいフォトスポットですよ。

ぜひカップルで潮風を感じながら、見渡す限りの海を眺めてみてください。夕暮れ時に合わせて訪れるのもおすすめです

江差町のかもめ島にある「幸せになる鐘」と夕日
▲徒歩で一周することができるかもめ島には「幸せになる鐘」などカップル向けのスポットもある

かもめ島を一周した後は、近くにあるアンテナショップ「ぷらっと江差」でお土産を購入したり、「開陽丸記念館」という施設で幕末の歴史や遺物を見学したりするのがおすすめです。

江差町にある開陽丸記念館
▲沈没した開陽丸を復元した開陽丸記念館には、回収された遺物などが展示されている

このように江差町には日本海の景色はもちろん、歴史やロマンを感じられるスポットがたくさんあり、徒歩でゆっくりと周れるエリアにまとまっているのが特徴です

それでは各スポットについて詳しく見ていきましょう。

おすすめ“映え”スポット1「幸せになる鐘(かもめ島)」

江差町のかもめ島にある幸せになる鐘と灯台の夕暮れの様子

かもめ島は檜山道立自然公園の特別区域に指定されている、江差町を象徴する観光エリアです。周囲2.6キロメートルとコンパンクトな島なので、案内表示に沿って歩いて一周するのがおすすめです

江差町のかもめ島の全景
▲特徴的な形状のかもめ島は、広大な水平線を見渡すのにぴったりの場所

かもめ島には「幸せになる鐘」や、恋する灯台の一つとして認定された「鴎島灯台」など、カップル向けのスポットもあります。

日中は広がる海を背景に、夕方は夕日と共に、素敵な写真を撮ることができますよ

江差町は「夕陽100選(※)」にも選ばれています。特にかもめ島からは、夕日が水平線に沈む光景が美しいですよ。
※参考:日本列島夕陽と朝日の郷づくり協会

男性スタッフのアイコン
北嶋さん

江差町は海に面しているので夏はもちろん楽しんでいただけますし、秋の雲一つない空と夕日を眺めるのもおすすめです。

夕陽を背景にシルエット写真を撮影しよう

幸せになる鐘のインスタキャプチャ
▲かもめ島にある「幸せになる鐘」は、カップルに人気のスポット(引用:インスタグラム

かもめ島の中でも「幸せになる鐘」は注目度の高い撮影スポットで、青空と海を背景にするだけで絵になる写真が撮れます

インスタグラムには、夕暮れ時に逆光で撮影した、おしゃれなシルエットの写真も上がっていました。

かもめ島周辺で立ち寄りたい観光スポット

北海道江差町にあるかもめ島の夕暮れの風景

かもめ島の前後で立ち寄ってみたい、江差町ならではの魅力を感じられるスポットをピックアップしました。

伝統芸能を鑑賞・体験できる「江差追分会館」

江差町にある江差追分会館

かもめ島から徒歩10分ほどの場所にある「江差追分会館(えさしおいわけ・かいかん)」では、江差町の郷土芸能である江差追分の実演を鑑賞したり、追分の体験をしたりすることができます

なお「江差山車会館」が併設されており、長い伝統を受け継ぐ山車の一部を常設展示しています。

公式:江差追分会館

名物にしんそばが楽しめる「レストラン津花館」

江差町にあるレストラン津花館

いにしえ街道エリア散策後、昼食にするなら、日本海を眺めながら食事を楽しめる「レストラン津花館(つばなかん)」がおすすめです。

洋食から和食まで幅広いレパートリーを持つシェフこだわりの料理や、江差町の名物にしんそばを味わうことができます

公式:レストラン津花館

ゆったりとした雰囲気の「喫茶モネ」

江差町にある喫茶モネ

ちょっと休憩したくなったら「喫茶モネ」に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。落ち着いた雰囲気の中でコーヒーやスイーツ、軽食などを楽しむことができます

参考:北海道江差町の観光情報ポータルサイト(喫茶モネ)

かもめ島の基本情報(アクセス)

住所 北海道江差町字鴎島
電話番号 0139-52-6716
(江差町役場・追分観光課)
アクセス JR新函館北斗駅から公共バスで1時間半程度
公式サイト https://esashi.town/tourism/page.php?id=8

おすすめ“映え”スポット2「旧檜山爾志郡役所(江差町郷土資料館)」

江差町にある旧檜山爾志郡役所(江差町郷土資料館)

「旧檜山爾志郡役所(きゅうひやまにしぐんやくしょ:江差町郷土資料館)」は明治20年に建てられた西洋建築の建物で、特徴的な色合いが目を引く”映える”スポットです

いにしえ街道沿いの高台にあるため、2階のバルコニーからは日本海の絶景を楽しむことができます。

男性スタッフのアイコン
北嶋さん

夏の青空が広がる日には、建物の色とのコントラストが鮮やかです。

青空とのコントラストが美しい外観を撮影しよう

旧檜山爾志郡役所のインスタキャプチャ
▲外観のターコイズ風の色合いは、一度見たら忘れられない(引用:インスタグラム

旧檜山爾志郡役所は、外観も内装も和洋折衷の美しいデザインが施されていて、どこを切り取っても素敵な写真になります

北海道最古の神社「姥神大神宮」でご利益を

江差町にある姥神大神宮

姥神大神宮(うばがみだいじんぐう)は、旧檜山爾志郡役所から徒歩15分ほどのところにある、北海道最古とも言われている神社です

創立年代は不詳ながら約600年前とされており、1644年に現在の場所に移転しています。恋みくじをはじめとする様々なおみくじもあるので、カップルにおすすめです。

参考:北海道江差町の観光情報ポータルサイト(姥神大神宮)

旧檜山爾志郡役所(江差町郷土資料館)の基本情報(アクセス)

住所 北海道江差町字中歌町112
電話番号 0139-54-2188
営業時間 9:00~17:00
定休日 4月~10月:無休
11月~3月:月曜定休、祝日の翌日定休
アクセス JR新函館北斗駅から公共バスで1時間半程度
公式サイト https://esashi.town/tourism/page.php?id=88

おすすめ“映え”スポット3「開陽丸記念館」

江差町にある開陽丸記念館

開陽丸記念館は、幕末期に活躍して江差町で沈没した軍艦「開陽丸」を実物大で復元したものです。船の中には、海底から引き揚げられた約33,000点の遺物のうち、約3,000点が展示されています。

完成からわずか2年半で沈没してしまった開陽丸の貴重な資料にふれながら、幕末当時の歴史とロマンを感じることができます

男性スタッフのアイコン
北嶋さん

夏には近くのかもめ島海水浴場がオープンするので、デートプランや撮影方法の幅が広がりますよ。

70メートル超の開陽丸を迫力の写真に収めよう

開陽丸記念館のインスタキャプチャ
▲開陽丸記念館自体はもちろん、甲板から撮る写真も迫力がある(引用:インスタグラム

開陽丸を復元した開陽丸記念館には3本の巨大なマストが備わっていて、壮大な写真を撮ることができます

SNSにはさまざまな季節に撮られた写真がアップされており、雪景色も美しいですよ。

お土産探しに最適な「ぷらっと江差」

江差町にあるぷらっと江差

「ぷらっと江差」は開陽丸記念館に隣接している建物の中にある、江差町のアンテナショップです。

江差町はもちろん近隣町の特産品も豊富に取り揃えているので、お土産品を探すのにぴったりの場所です。朝市なども開かれており、地元の人も利用しているのだと言います。

飲食スペースが併設されていて、江差名物のにしんそばを堪能することもできますよ。

参考:北海道江差町の観光情報ポータルサイト(ぷらっと江差)

開陽丸記念館の基本情報(アクセス)

住所 北海道檜山郡江差町字姥神町1番地10
電話番号 0139-52-5522
営業時間 9:00~17:00
定休日 4月~10月:無休
11月~3月:月曜定休、祝日の翌日定休
アクセス JR新函館北斗駅から公共バスで1時間半
公式サイト http://www.kaiyou-maru.com/

おすすめ“映え”スポット4「道の駅 江差」

江差町にある道の駅江差

「道の駅 江差」は2019年にリニューアルオープンした、「日本一小さい」を自称する道の駅です

海沿いにあるため、夕方には日本海に沈む美しい夕日を見ることができます。

特に海を一望できるウッドデッキは、フォトスポットとして人気があります。ゆっくりと海を眺めながら休憩できますよ。

男性スタッフのアイコン
北嶋さん

個人的には、夕陽を長く楽しめる夏がベストシーズンです。潮風も心地よくて癒やされますよ。

ユニークな繁次郎像と記念撮影を楽しもう

「道の駅 江差」のインスタキャプチャ
▲トイレよりも小さい、約8畳の売店が特徴的な「道の駅 江差」(引用:インスタグラム

「道の駅 江差」の名物といえば、ユーモラスな雰囲気の漂う「繁次郎(しげじろう)」の像です。台座に刻まれたメッセージと一緒に、ぜひ写真に収めてみてください。

またウッドデッキの辺りからは、日本海のパノラマの風景を撮影できますよ

デートの締めくくりに「繁次郎温泉」でリラックス

江差町にある繁次郎温泉

「繁次郎温泉」は、道の駅江差から徒歩5分ほどのところにある、サウナの完備された温泉です

江差町をひと通り観光して、少し離れた位置にある道の駅江差を訪れるころには、夜になる場合が多いようです。温泉でリラックスして、長旅の疲れを癒やしてはいかがでしょうか。

繁次郎温泉内にはレストランがあり、リーズナブルな価格で食事を楽しむことができます。

公式:繁次郎温泉

「道の駅 江差」の基本情報(アクセス)

住所 北海道檜山郡江差町字尾山町1番地
電話番号 0139-52-1177
営業時間 【4月~11月】9:00~17:00
【12月~3月】10:00~16:00
定休日 ・4月~10月:無休
・11月~3月:月曜日
※月曜日が祝日の場合は翌日
・年末年始(12月31日~1月5日)
アクセス JR新函館北斗駅から公共バスで1時間半
公式サイト https://esashi.town/shopping/page.php?id=189

取材協力:江差町役場追分観光課(https://esashi.town/