【岐阜デート】明知鉄道で楽しむローカル線の旅と沿線観光スポット巡り
この記事では、岐阜県南東部に位置する恵那エリアを走る「明知(あけち)鉄道」をメインに、ローカル列車に乗る旅と沿線の観光スポットを巡るデートプランを紹介します。
恵那エリアは豊かな大自然に囲まれ、風光明媚な景色が広がる場所です。また、江戸時代の街道中山道の古道や宿場町跡が残る場所、史跡なども多く、歴史を感じるスポットが点在しています。
そんな恵那エリアを走る明知鉄道の車窓からは、四季の自然に彩られた里山、日本のふるさとの原風景ともいえる美しい農村の景色を眺めることができます。
ローカル鉄道ならではのゆったりした時間の過ごし方や観光スポット巡りができるプランなので、岐阜方面でのデートを考えているカップルはぜひ参考にしてくださいね。
おすすめカップル:ローカル鉄道が好き、田園風景が好きなカップル
どんなデート?:田園地帯を走る明知鉄道に乗って、途中下車しながら観光スポットを巡るデート
明知鉄道で巡る田園風景と観光スポットの魅力
今回デートのメインでご紹介する明知鉄道は、全区間乗っても片道50分程度の距離。そこで、のんびりと列車の旅を楽しみつつ、途中下車して沿線の観光スポットを巡るデートプランを考えました。
今回のデートのメイン |
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明知鉄道 |
周辺のデートスポット |
・岩村駅/岩村城址 ・花白温泉駅/花白温泉 ・明智駅/日本大正村 |
ランチにおすすめのお店 |
・食堂車(イベント)※要予約 ・花白温泉内「花白茶屋」※2023年10月現在休業中 ・日本大正村内「レストランかわかみ」 |
明知鉄道では、年間を通して、お食事付きの食堂車のイベントが企画されています。恵那駅(12時25分発)から明智駅(13時19分着)が基本のタイムスケジュールです。
食堂車を予約した場合は、明智駅から恵那駅に戻る際に、途中下車して観光スポット巡りをすると良いでしょう。
食堂車を利用しない場合なら、まずはJRと接続している恵那駅から乗車し、車窓に広がるのどかな風景を存分に味わいましょう。自然豊かな野山、美しい水田などを眺めることができます。
途中の停車駅は、歴史を感じる古い木造駅舎や、ユニークなモニュメントがある駅舎など様々。明知鉄道の公式ホームページに各駅の特徴が書いてあるので、事前に調べておくと、より列車の旅が味わい深くなるでしょう。
次は岩村駅で下車し、高台にある岩村城跡へ向かいましょう。長い歴史のある山城で、壮大な石垣は一見の価値ありです。日本100名城にも認定(※1)されています。
(※1)参考サイト:恵那市公式観光サイトえ~な恵那
岩村城跡を訪れた後は、花白温泉でひと休みしましょう。ウォーキングで疲れた体を癒し、ボリューム満点のランチも食べられます。
そして最後は終着駅の明智駅で下車、大正ロマンに浸れる日本大正村を観光しましょう。激動の明治時代と昭和時代に挟まれた、独特の文化、レトロモダンな雰囲気を存分に味わえます。
基本情報:運賃・運行時期・予約方法
社名 | 明知鉄道株式会社 |
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本社所在地 | 〒509-7705 岐阜県恵那市明智町469番地の4 |
連絡先 | 0573-54-4101 問合せフォーム |
走行区間 | 恵那駅~明智駅 |
運行時期 | ■食堂車 【おばあちゃんのお弁当列車】 4月~5月:火曜日〜日曜日(月曜日は祝日の場合運行) 【寒天列車】 4月~9月:火曜日〜日曜日 (月曜日は祝日の場合運行) 【桝酒列車】 2月〜3月:毎週土曜日のみ 【じねんじょ列車】 12月〜3月:火曜日〜日曜日(月曜日は祝日の場合運行) 【きのこ列車】 9月〜11月:火曜日〜日曜日(月曜日は祝日の場合運行) |
運休日 | 上記食堂車は月曜日運休(祝日の場合は運行) |
運賃 | (大人)200円~690円 (1日フリー切符)1,380円※恵那駅・明智駅にて販売 |
公式サイト | https://www.aketetsu.co.jp/ |
※最新の情報はホームページ等でご確認をお願いいたします。
※記事中の金額はすべて税込表示です。
それでは、今回のメインとなる明知鉄道について詳しく見ていきましょう。
ノスタルジックな魅力あふれる明知鉄道の特徴
明知鉄道は、1985年に旧国鉄明知線を引き継ぐ形で発足した、ローカル鉄道です。
人口減少による利用者減で廃線になるローカル線も多いなか、明知鉄道は様々な食堂車のイベントを企画し、地元色あふれる食事や名物メニューを開発してきました。
各食堂車は話題を集め、地元の人はもちろん、周辺地域の方からも「気軽に日帰り旅行が楽しめる」と予約がとりにくくなるほどの人気ぶりです。
レトロな車両に乗って、ゆっくりと進む列車の旅は、ドライブデートとは違うのんびりとした雰囲気が味わえますよ。
途中の停車駅はほぼ無人駅で、ホームに降り立てば、街の喧噪から離れた静けさに包まれ、自然の風や小鳥のさえずりに癒されます。
今回は、明知鉄道の広報担当である伊藤さんに、明知鉄道の特徴や魅力をたっぷりと教えていただきました。
ゆったり走行で楽しむ明知鉄道の田園風景
編集部
まずは、明知鉄道が走っているエリアや周辺環境について教えてください。
伊藤さん
明知鉄道は、岐阜県恵那市にあるJR中央線・恵那駅を起点に恵那駅から明智駅間の25.1kmを運行する路線です。
沿線には岩村城下町(三大山城/岩村城跡)や日本大正村などの人気観光地もあります。片道約50分程度なので、日帰りプチ旅行に最適ですよ。
▲沿線にレトロな街並みや温泉など観光スポットが点在
編集部
片道50分なら、途中下車して観光する時間もたっぷりありますし、日帰りデートにもピッタリですね。
沿線にはどんな風景が広がっていますか?
伊藤さん
車窓からは、のどかな森の中や田園風景を楽しめます。平均速度も時速40km程度ですので、流れる景色をのんびりと眺め、日常とは違うゆっくりとした時間も楽しめるのも魅力のひとつです。
春の日差し、初夏の新緑、秋の紅葉など、四季を存分に楽しめる車窓はもちろん、途中の小さなトンネルも、どこか懐かしくタイムスリップしたような気分になりますよ。
特にイチ押しの風景は、阿木(あぎ)駅を出発し、飯羽間(いいばま)駅手前の森を抜けた後に広がる「農村景観日本一(※2)」の田園風景です。
(※2)参考サイト:岐阜の旅ガイド
▲日本のふるさとを感じるのどかな風景に心が洗われる
上り列車の花白温泉駅から岩村駅に向かって遠くに御岳山が望めるスポットもおすすめです。
また、いくつか通り抜ける田園風景も、沿線の農家さんのお手入れが行き届きとても綺麗です。
▲この美しい景色を次の世代まで残したい、という想いに駆られる
編集部
田舎らしい風景は他にもたくさんあると思いますが、きちんと手入れをしなければ、雑草や雑木が生い茂ってしまいますよね。
沿線の農家の方達が、日々の農作業をしっかりと丁寧に継続されているからこそ、素晴らしい景観が保たれているのだと感じました。
四季折々の魅力あふれる明知鉄道の車窓風景
編集部
季節ごとの列車の楽しみ方はありますか?
伊藤さん
春から夏にかけての新緑はとりわけ美しく、晴れでも雨でも気候にあまり影響を受けずに美しい景色が見られます。特に雨上がりの緑がとってもおすすめです。
▲のどかな風景の中に広がる新緑は格別に美しい!
秋の紅葉シーズンも最高ですよ。秋は過ごしやすい気候なので、岩村の城下町食べ歩きなど、沿線のお散歩観光にピッタリです。
▲のんびり列車に揺られながら、車窓に広がる季節の移ろいを感じて
冬に雪が積もることは少ないですが、とても寒い地域です。冷え込むがゆえに、おいしいお酒を求めて酒蔵を訪れるのも、冬ならではの楽しみ方ですよ。
▲雪化粧した田園の景色も絵になる風景
編集部
自然の中を走る列車なので、季節ごとにまるで違う景色が見られるのですね。都心では感じられない四季の移ろいを体感できるのが大きな魅力だと思います。
個性豊かな駅舎と田園風景に溶け込む明知鉄道の車両
編集部
「この駅は面白い!ぜひ見てほしい!」という特徴のある駅はありますか?
伊藤さん
全部で11ある駅のうち、9駅は無人駅です。
無人駅の中でも一番新しい「極楽駅」は2019年にリニューアルし、黄金の觔斗雲(きんとうん)が乗った駅舎になっています。ホームにも黄金の觔斗雲ベンチがあり、写真スポットとして人気ですよ。
▲金色に輝く筋斗雲のモニュメントが目をひく「極楽駅」
駅舎の横にある「誰でも観音様パネル」の前でも、面白い写真が撮れます。
また、開業時のまま残っている木造駅舎がいくつもあり、歴史を感じることもできます。
▲時が止まったかのように佇む木造駅舎「岩村駅」
編集部
無人駅とは思えないユニークな駅舎から、長い歴史を感じさせる佇まいの駅舎まで、同じ沿線でもガラリと雰囲気が変わるのが面白いですね。
季節を味わう明知鉄道の食堂車イベント
編集部
定期的に開催しているイベントなどはありますか?
伊藤さん
食堂車を使ったイベントを季節ごとに企画しています。特に秋冬の味覚が大人気で、秋は「きのこ列車」、冬は「じねんじょ列車」「桝酒列車」が楽しめます。
▲食堂車が走る時期には、ヘッドマークも特別仕様に
桝酒列車は9月と冬の土曜日限定の食堂車です。毎回大人気でリピーターさんも多く、すぐに満席になってしまうため、早めの予約がおすすめです。
沿線の岩村醸造のお酒飲み放題、オリジナル桝切符とお料理付き、列車限定の日本酒も味わえます。
▲枡酒列車用のサボ(案内板)を見てテンションUP♪
▲車窓を眺めながら楽しいおしゃべりと美酒を堪能!
また春夏の「寒天列車」は昭和63年から続く人気列車です。沿線の山岡町が細寒天の生産日本一(※3)であることから、細寒天を使った3段重を提供しています。品数も多く、男性にも人気です。
(※3)参考サイト:細寒天生産日本一について
▲細寒天を使った3段重は品数が多く見た目も華やか!
編集部
風情あふれる景色を眺めながら、地元産の美味しいお料理をいただくのは最高の気分でしょうね。
食堂車の情報収集や予約はどのようにすればよいのですか?
伊藤さん
イベント開催時には、公式ホームページやSNSで発信しております。特に不定期開催のイベントなどはSNSで発信することが多いですね。食堂車の料金は2,500円から5,500円です。
鉄道ファン必見!明知鉄道の機関車運転体験イベント
伊藤さん
食堂車のイベント以外にも、通常運転で使用する車両の運転体験ができる「気動車運転体験」、当社が保有しているSL『C12』の「運転体験・乗車体験」などを行っており、毎回大変人気です。
▲真っ黒な鉄の重厚感、車輪の軋む音はスゴイ迫力!
▲電車を運転してみたいという夢が叶う「気動車運転体験」
さらに、腕木式信号機操作体験など鉄道マニア向けイベントもあります。
今は電子連動式の信号設備を使用しておりますが、岩村駅には昔使われていた手動式の「腕木式信号機」が存在していて、操作体験ができます。
参加された方の中には「絶対また来る」「次の回空きありますか?」などと声をかけてくれ、一気にファンになってくださる方もいるんですよ。
予約が必要なイベントは、早めに埋まってしまうものも多いので、お早めの予約がおすすめです。
編集部
鉄道好きな方はもちろんですが、通常動いている本物の列車を運転できる体験はなかなかないので、とても魅力的だと思います。
デートプランを立てる時は、SNSでしっかりチェックしておきたいですね。
▼明知鉄道の最新情報はこちらから
レトロな魅力あふれる明知鉄道の車両紹介
ところで、明知鉄道ではどのような車両がありますか?人気の車両や明知鉄道ならではの車両があれば教えてください。
伊藤さん
車両は「アケチ10型」4両と「アケチ100型」が2両あり、全6両が走っています。
アケチ100型のうち101号は、明知鉄道開業時のアケチ1号のカラーを再現、102号はその反転となっており、明知鉄道といえばこのカラーとなりつつあります。
▲アケチ101号はクリーム色のボディに朱のライン、102号はその反転カラー
編集部
シンプルでどことなく懐かしい雰囲気の車両ですね。のどかな田園地帯にマッチしたカラーが素敵です!
カップルで楽しむ明知鉄道:ゆったり時間の過ごし方
編集部
伊藤さんがカップルにおすすめしたい明知鉄道の楽しみ方、とっておきの情報があれば教えてください。
伊藤さん
カップルで楽しむなら、食堂車へのご乗車がおすすめです。食堂車のご利用にはフリー切符がついているので、それを使って沿線観光ができますよ。食堂車以外にご乗車の場合は、恵那駅・明智駅でフリー切符(1,380円)をお買い上げいただけます。
流行りのデートスポットもいいですが、ローカル線で旅をしながら列車内でご飯を食べたり、沿線ののどかな場所を観光したりすれば、普段味わえない、忘れられない思い出になると思います。
ローカル鉄道は、ただの移動手段と思えば「遅い」「高い」「不便」ですが、非日常旅行の中でなら「新しい」「のどかでいい」ものに変わるんです。
こんなにのどかな風景を見ながらカップルで過ごせば、優しい気持ちで会話を楽しめると思いますよ。
▲いつもよりゆっくりと流れる時間をふたりで過ごせる
編集部
ローカル鉄道の旅では、何でも効率化が求められる現代社会でつい見失ってしまう魅力を再発見できそうですね。
伊藤さん
そうなんです。いつもとは違う時間の過ごし方、違った風景に出会えるのが、明知鉄道の一番の魅力だと思っています。
私が初めて明知鉄道に乗車したときの感想は「木、近っ!」でした。列車が森の中を走る際は、まるで木のトンネルの中を通るように感じます。これは車移動では味わえない体験です。
車でいつも行き来する場所も、列車の中から見るとまるで別の場所に見えます。
道路ではなくレールが敷かれた上を走る列車内から見ると、高さや角度が変わり、同じ場所でも全く違う風景に見えるので、それを一度体験してみてほしいですね。
何よりのおすすめは、車窓を眺めながら、何もしない贅沢を味わっていただくことです。
編集部
電車に乗るとついスマホを見てしまう人も多いと思いますが、明知鉄道に乗る時は、ただ流れる車窓を眺め、季節の移ろいや時の流れを感じないと、もったいないですね!
フレンドリーな名物キャラやオリジナルグッズが魅力
編集部
明知鉄道にはお客さんから親しまれているスタッフさんがいらっしゃると聞いています。どのような方ですか?
伊藤さん
食堂車のアテンダント「小崎聡美(こざきさとみ)」ですね。明るくフレンドリーで、料理や沿線観光についてご案内しております。
▲車内がぱっと明るくなるようなアテンドをしてくれる小崎さん
弊社のガイドは1人なので、食堂車ご乗車の際はかなりの確率で出会えます。たまのお休みで代打の時もあるので、その際はご容赦ください。
乗車するたびにいつもいてくれる「ただいま感」が味わえるのもローカルならではです。
限られた社員で運営している鉄道会社ですが、「いつも会えること」が逆にリピーターのお客様に良いと思っていただけているのかもしれません。
編集部
小崎さんのような名物アテンダントとふれあえるのは、ローカル線の醍醐味ですね。確かに、いつもお馴染みの顔を見られるとホッとするというか、安心感がありますよね。
明知鉄道には可愛らしいオリジナルキャラクターもいると聞いています。こちらも教えていただけますか?
伊藤さん
公式キャラクター「てつじぃ」&「てっちゃん」ですね。
てつじぃは明知鉄道と同じ年で80歳を超えるのにとても元気で、本名は「明知鉄道(あけちてつみち)」といいます。SL『C12』がモチーフになったキャラクターで、駅やパンフレットに登場するかわいいおじいちゃんです。
てっちゃんはてつじぃの孫です。
▲「てつじぃ」とおじいちゃんそっくりで可愛い「てっちゃん」
編集部
そして、てつじぃとてっちゃん可愛いです!オリジナルグッズもあるのですか?
伊藤さん
恵那駅と明智駅でオリジナルグッズを販売中です。オンラインでも購入できますよ。
▲バックや帽子に付けたい「てつじぃピンバッジ」500円
▲鉄道ファン必携!「鉄印帳ミニトートバック」2,000円
編集部
トートバックにプリントされたマークは全国のローカル鉄道のロゴマークですね!これは鉄道ファンにはたまらないでしょうね。遠方でもオンラインでじっくり選べるのが嬉しいです。
▼明知鉄道オンラインショップ
あけてつ本舗
利用者の声:明知鉄道の食堂車とレトロ車両がたまらない
編集部
明知鉄道を利用された方からはどんな声が寄せられていますか?
伊藤さん
はい、以下のような嬉しいお声をいただいております。
- 次に◯◯日に来るわね
- 全部の食堂車に乗りに来ます
- 食堂車の手作り感がよかった
- 豪華な観光列車ではないところが逆にいい
- ワンマン列車なので運転士さんの対応が丁寧
身の丈に合ったおもてなししかできませんが、そこもいいと言ってくださいます。
編集部
手作りのおもてなしや心のこもった対応が、お客様にしっかりと伝わっていますね。
伊藤さん
はい、小さな会社だからこそいろんな分野の仕事を掛け持ちすることもありますが、自分のやりたいと思ったことが実現する、お客様がそれを喜んでくださる、感想をすぐ聞けるやりがいがあります。
雑誌に明知鉄道の食堂車が紹介され、それを見て乗車されたお客様が「誌面に載っていたスタッフが居る!」とすごく喜んでくださったこともあり、嬉しくなりました。
編集部
明知鉄道で働く皆さんのやりがいが、お客様の喜びに繋がり、とても良いループが生まれているんですね。
乗るだけで観光気分!大満足の声多数
編集部でも、明知鉄道の口コミを調べてみましたので、一部を要約してご紹介します。
- じねんじょ列車に乗り、美味しくておかわりした!
- 見どころでは徐行してくれるサービスに感動
- オリジナルグッズがカワイイ
- 駅員さんがとても親切
「食堂車がとても楽しかった」「サービスが充実していた」という声が多くみられました。
また、「宿泊と絡めてゆっくり沿線を旅したい」という口コミもあり、ただの移動手段ではなく、乗ること自体を楽しんでいる様子が良く分かりました。
明知鉄道からカップルへのメッセージ
編集部
これから明知鉄道に乗ってデートをしようと考えているカップルへのメッセージをお願いします。
伊藤さん
おふたりで明知鉄道に乗れば、のんびりゆったり、忘れられない一日をお楽しみいただけると思います。沿線のおいしい食べ物を味わいながら、お散歩気分でお越しください。お待ちしています。
編集部
普段はドライブデートが多いカップルも、新鮮な気分でデートができますね。今日は参考になるお話をありがとうございました!
明知鉄道沿線のおすすめデートスポット紹介
明知鉄道の沿線には、江戸時代の宿場町跡や城跡など歴史を感じるスポットが点在しています。レトロな駅舎の雰囲気を味わいながら、ぶらり途中下車の旅を楽しめますよ。
周辺のおすすめデートスポット
各駅には、駅近くのおすすめ観光スポットやお店をイラストで紹介するパンフレットも用意してあるので、ぜひチェックしてみてください。
岩村駅:700年もの歴史がある「岩村城跡」
岩村駅で下車、のどかな田園地帯を3kmほど歩くと岩村城跡があります。
岩村城は、標高717mと高い場所に築かれた山城なので、登るのはちょっとしんどいかも知れませんが、天守からの素晴らしい眺望が待っています。
1185年鎌倉時代に創築されて以来、戦国時代を経て、さらに江戸時代の300年間にわたり城と城主が受け継がれてきました。他に類を見ない長い歴史がある城なので、歴史好きやお城マニアに絶大な人気を誇るスポットです。
参考サイト:恵那市公式観光サイト
明智駅:大正ロマンを満喫「日本大正村」
明智駅下車徒歩3分の場所に、大正時代にタイムスリップしたような体験ができる「日本大正村」があります。
趣のある路地、レトロモダンな洋館、指定文化財になっている旧家などをゆっくり歩いて散策できます。カフェレストランもあり、大正時代を思わせる雰囲気のなか、食事や休憩をすることができます。
よりどっぷりと大正時代気分を味わいたい方は、ハイカラさん姿(着物と袴)になれるレンタル着物サービスもあるので、利用してみてはいかがでしょうか。
公式サイト:日本大正村
花白温泉駅:伝説のお湯「花白温泉」
花白温泉は、花白温泉駅を降りてすぐ目の前にある温泉です。
天明の大飢饉で災害や凶作が続き、日本中に疫病が流行して人々が苦しんでいたとき「花白温泉のお湯によって病が治り、多くの命が救われた」という伝説があります。
食事処は午前11時~午後8時30分まで営業しているので、ランチを兼ねて立ち寄るのもおすすめです。名物の寒天ラーメンや、定食、カレーなどメニューも豊富ですよ。
公式サイト:花白温泉
※2023年10月現在休業中
まとめ:明知鉄道で楽しむ非日常のデートプラン
今回は、岐阜県恵那エリアを走る明知鉄道に乗って、沿線の観光スポットを巡るデートプランをご紹介しました。
明知鉄道は、全11駅のうち9駅が無人駅で、創業以来80年使われてきた古い木造駅舎も残っており、ローカル線ならではの雰囲気が味わえます。
車窓に広がるのどかな田園風景をふたりで眺め、いつもとは違うゆっくりとした時間の流れを感じれば、心穏やかな優しい気持ちになれることでしょう。
片道50分で、日帰りデートプランにぴったりの距離も魅力です。ぜひ参考にしてくださいね。
なお、恵那駅から車で50分ほどのところには、江戸時代の古い街並みが楽しめる「馬籠宿」「妻籠宿」があります。以下の記事ではこれらのスポットを巡るデートプランを紹介しているので、歴史好きなカップルや日本の伝統的な街並みが好きなカップルは、あわせてご覧ください。