北海道浦河町の「浦河神社」で安産祈願!200年以上の歴史と海の町の伝統|縁結び大学
「日本の良さを再認識できる神社回りを楽しもう♪」でご紹介するのは、北海道浦河郡にある「浦河神社」です。
浦河神社は1801年に海産物の商人で賑わいを見せていた港町の浦河町に建立され、海上安全や商売繁盛、安産祈願などのご利益があると言われている神社です。
こちらで安産などのお守りをいただくのはもちろん、町内にある全国で有名な「子授け地蔵」を訪れるデートプランもオススメです。
今回は、浦河神社の宮司である酒井さんに、浦河神社の歴史や見どころについてお伺いしました。
北海道でのデートプランを考えている方や、浦河神社に訪れたいと考えている方はぜひ最後までご覧ください。
※記事中の金額はすべて税込表示です
浦河神社の概要:安産祈願で有名な北海道のパワースポット
浦河神社は、北海道浦河郡の浦河町にある神社です。浦河神社は、海上安全や商売繁盛、安産祈願などのご利益があると言われています。中でも、浦河神社の神様は、安産祈願のご利益があると伝えられており、創建当時、海に出ていて妻の出産に立ち会えない船乗りたちが、安産祈願や子孫繁栄のためにお参りしていたことから「安産祈願の神様」としても知られています。
また、浦河神社は、妊婦さん本人はもちろん、パートナーや友人による代理祈願も可能です。体調が安定しない妊婦さんに代わって、ぜひ想いを込めて参拝してください。
また、101段の階段を登ったところにある社殿も必見です。社殿からは、街と港が織りなす景観美を一望することができます。体調に問題なければ、妊婦さんもぜひ足を運んでみてくださいね。
今回は、浦河神社の宮司である酒井さんに、浦河神社の歴史や見どころについてお伺いしました。
浦河神社の歴史と文化:港町の伝統と安産の神様としての由来
▲北海道浦河郡にある浦河神社の外観
それでは浦河神社の歴史や文化について詳しくお話しを伺います。
1801年創建:海上安全と商売繁盛を祈願した港町の神社
インタビュアー
どのような神社か教えてください。
酒井さん
享和元年、1801年に海産物の商人で賑わいを見せていた港町の浦河町に、海上安全、商売繁盛を祈願して建立されたのが始まりでございます。
以後、町内外の方たちの心の拠り所として200年以上にわたり受け継がれて参りました。
インタビュアー
浦河神社は、港町としての歴史が深い浦河町に根付いた神社なのですね!
当時から水産や航海に関わりのある地域の方々の支えとなりながら、今では厄除けや安産祈願など、さまざまな祈願をしているそうですね。
船乗りたちの想いから:安産祈願の神様としての由来
インタビュアー
安産祈願の神様としての由来を教えてください。
酒井さん
多くの商船が出入りしていた浦河町では、出産に立ち会えない船乗りたちが大勢居られました。
故郷の愛妻を想っての安産祈願、そして子孫繁栄のため子授け祈願として多くの方にお参りいただいていたのが由来とお聞きしております。
インタビュアー
浦河神社の神様は、地域のみなさんの思いに寄り添うような存在だったのですね。
多くの方々がこちらに参拝するという慣例があったのではないでしょうか。
見どころ:101段階段の先の絶景と子授け地蔵
▲北海道浦河郡にある浦河神社から一望できる港
インタビュアー
浦河神社を訪れた際の見どころはどこでしょうか。
酒井さん
101段の階段を登った所に御鎮座する社殿より港が一望出来るのですが、その景色が素晴らしいです。
町内には有名な子授け地蔵もございます。
インタビュアー
101段階段を登りきるのは、爽快な心地よさですよね。歴史ある地で雄大な景色を見られるのも、浦河神社ならではの体験だと思います。
浦河神社での安産祈願:タイミングとご利益について
▲北海道浦河郡にある浦河神社で行う祈願の様子
ここからは安産祈願について詳しくお話しを伺います。
安産祈願の参拝時期:参拝者の都合に合わせて自由に
インタビュアー
安産祈願はいつ頃に行うのが適切でしょうか。
酒井さん
安定期に入ってからの戌の日が一般的です。
しかしながら、仕事の都合など諸事情がございますので、お日にちに関しては自由にお決めいただいております。
インタビュアー
「戌の日」に行うという風習は、犬のお産が軽いことや多産であることから安産の象徴とされていたためだそうですね。
こちらでは、自身のスケジュールに合わせて無理なく参拝できるので、気軽に訪れることができそうです。
代理参拝のすすめ:大切な人への想いを込めて
インタビュアー
妊娠中のパートナーや友人のために参拝しても、ご利益をいただけますか?
酒井さん
もちろんでございます。安産祈願に限らず代理の方にご参拝いただくケースは多数ございます。
ご本人のためもさる事ながら、大切な方のことを想いご参拝いただくことも神社本来のあるべき姿かと存じます。
インタビュアー
本人が訪れることに限らず、大切な方への思いをもって参拝するという姿も素敵ですよね。
何よりも心を込めてお参りするということが大事だと思います。
出産後のお礼参り:初宮詣で感謝の気持ちを伝える
インタビュアー
無事に出産が終わった後、お礼参りは行った方が良いのでしょうか?
酒井さん
はい。神様へご報告したほうが良いです。また、お礼参りを兼ねて、初宮詣にお越しいただいております。
お守りは、その際にお持ちいただいても、どんど焼きにお持ちいただいてもどちらでも構いません。
インタビュアー
初宮詣では赤ちゃんの生誕一カ月目頃に神様への感謝を伝えるそうで、「初宮参り」などの呼び名があるそうですね。お子さんの健やかな成長を祈る風習とのことで、出産後はぜひ初宮詣に訪れるのがいいですね。
また、祈りが込められたお守りについても、返納したりどんど焼きに持っていったりと、最後までしっかりお礼を伝えたいですね。
浦河神社の安産祈願の人気:年間約100人が訪れる
インタビュアー
どのくらいの人数の方が、安産祈願をしていきますか?
酒井さん
参拝者の皆様の意図を全ては汲み取れませんが、年間100人位でしょうか。
インタビュアー
安産のお守りを買ったり、参拝して祈願したりと、それぞれの方法で浦河神社と関わってるのでしょうね。
地域性のある神社だからこそ、地元の妊婦さんが心の拠り所としてこちらへ訪れているというのが伝わってきます。
参拝者の声:安産のご利益を実感する喜びの報告
インタビュアー
参拝者からのご利益の報告や感想などはありますか?
酒井さん
お礼参りに御来社いただいた際に、お声がけいただいています。
インタビュアー
参拝者が気軽に宮司さんに話しかけられるという関係性も素敵ですね!
日頃から参拝者とのやりとりをされていることもあって、地域の方との根強い繋がりを感じます。
浦河神社での安産祈願:知っておきたい参拝のポイント
ここでは安産祈願をする際に知っておくとよいことをまとめています。事前に知っておくと便利な内容もあるので参考にしてみてくださいね!
安産祈願の初穂料:5千円以上のお志し
▲北海道浦河郡にある浦河神社の初穂料
インタビュアー
安産祈願の初穂料について教えてください。
酒井さん
5千円以上のお志しです。
インタビュアー
祈祷の際は、初穂料を納めるのが一般的ですよね。神様への感謝の気持ちを込めるのがとても大切です。
安産のお守りの扱い方:肌身離さず持ち歩くのがおすすめ
▲北海道浦河郡にある浦河神社の安産・子授けのお守り
インタビュアー
安産のお守りはいつも持ち歩いていたほうがよいのでしょうか?
酒井さん
はい。お守りは基本的に肌身離さずお持ちいただいております。
インタビュアー
祈りの込められたお守りを肌身離さず持つことで、ご利益を授かれるかもしれないのですね。
お守りとの出会いもご縁ですから、大切に扱いたいですね。
宮司さんからのメッセージ:新しい命を迎える方々へ
▲北海道浦河郡にある浦河神社の宮司である酒井俊さん
酒井さん
私どもに出来ることは、ご参拝者様の想いを神様にお伝えする、いわば代読に過ぎません。
しかし新たな命を育む素晴らしさを噛み締めながら、誠心誠意ご奉仕させていただきます。
インタビュアー
浦河神社が地域のみなさんにとって大切な拠り所となっているのが素敵ですね。
安産を願う方やお子さんの成長を願う方は、ぜひこちらへ訪れてご利益を授かってほしいですね!
本日は貴重なお話を、ありがとうございました。
基本情報・アクセス
住所 | 〒057-0013 北海道浦河郡浦河町大通2丁目29 |
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電話番号 | 0146-22-2175 |
公式サイト | https://urakawajinja.jimdofree.com/ |
浦河神社周辺のパワースポット:カップルで巡りたい3つの名所
浦河神社と合わせて訪れて欲しい、おすすめのパワースポットをご紹介いたします。
北海道まで足を運んだなら、ぜひ訪れてみてくださいね。
子授け地蔵:メディアで話題の浦河町のパワースポット
浦河郡浦河町の国道脇には、子授け地蔵がひっそりと佇んでいます。赤ちゃんを抱え、赤い頭巾をかぶっている地蔵の頭を三回撫でて祈ると、ご利益があると言われています。
直木賞作家佐藤愛子先生が、エッセー集「日当りの椅子」にて、地元の方が子授け地蔵のお利益に預かったことを紹介したことから、今では全国からたくさんの方が訪れています。
浦河神社から車で10分とアクセスもしやすいので、ぜひ合わせて訪れてみてくださいね。
URL:https://hokkaido-hidaka-kankonavi.com/database/urakawa/1892/
エンルム岬:北海道屈指の絶景スポット「ドラゴンヘッド」
エンルム岬は、北海道様似郡の様似町にある陸繋島です。島にある高さ約60mほど小山は、角度によっては竜の頭に見えることから、「ドラゴンヘッド」とも呼ばれています。
エンルム岬の見どころは、展望台からの景観美です。展望台からは、アポイ山塊と様似の街並みなど、壮大な景色を一望することができます。特に、日の入りの時刻は、夕日が海を照らし、とても幻想的です。
北海道日高本線の終点・様似駅から徒歩30分の場所にありますが、2015年に発生した自然災害により、電車やバスでのアクセスが難しくなったため、車でのアクセスがおすすめです。
URL:https://hokkaido-hidaka-kankonavi.com/database/samani/1931/
住吉神社:勝負運アップの「勝神社」がある様似町のパワースポット
住吉神社は、様似町潮見台にある神社です。様似住吉神社は、1706年に当時の代官佐野屋仙右衛門が小社を建立し、観音木像、稲荷神、弁財天を様似町の東端に祀ったのが始まりとされています。
住吉神社を訪れたなら、ぜひ参拝して欲しいのが、「勝神社」。勝神社は、小さい祠ですが、名前の通り勝負の神様が祀られていると言われているので、勝負事が控えている方はぜひ足を運んでみてください。
また、境内からの景色もぜひ見ておきたいポイント。住吉神社は標高がやや高いため、様似の漁港とエンルム岬を一望できますよ。