三島由紀夫文学館で文豪の世界に浸る!山中湖畔の文学デートプラン|山梨

この記事では、山梨県の山中湖村にある「三島由紀夫文学館」を中心に、山中湖の自然とグルメを満喫するデートプランを紹介します。

三島由紀夫文学館は、山中湖村が運営する公的な施設です。ここでは、三島由紀夫の文学作品や生涯について詳しく学ぶことができます。展示品には、三島文学のファンはもちろん、三島由紀夫という人物に興味がある方にとっても、非常に見応えのあるものが数多く並んでいます。

三島由紀夫文学館を見学したあとは、山中湖周辺の美しい公園や展望台を散策し、おしゃれなレストランやかわいいカフェで休憩を楽しみましょう。

今回は、三島由紀夫の文学や思想に触れながら、山中湖の豊かな自然とグルメを楽しむデートプランをご紹介します。

こんなカップルにおすすめ!
向いてる年代:20歳以上
おすすめカップル:文学好きカップル、三島由紀夫ファンのカップル、歴史好きカップル
どんなデート?:三島由紀夫の世界観に浸ったあと、山中湖のグルメや自然を満喫するデート
目安時間:半日
目安予算:2人で5,000円~

三島由紀夫文学館と山中湖を巡る文学デートプランの概要

山中湖周辺には、公園やおしゃれなレストラン・カフェがたくさんあります。そこで、三島由紀夫文学館の見学後に、山中湖周辺でランチをしたり、散策したりするデートプランを考えました。

10:00~11:30 「三島由紀夫文学館」と「徳富蘇峰館」を見学
11:30~13:00 「レイクサイド・キャビン」で山中湖を眺めながらランチ
13:00~15:00 山中湖周辺の公園や展望台を散策
15:00~16:00 「山中湖グータン」で休憩

※移動時間はスケジュールに含んでいません。

デートのはじめは「三島由紀夫文学館」の開館時間にあわせて、館内を見学します。三島由紀夫文学館の隣には、同じ山中湖村が運営する「徳富蘇峰館」があり、明治から昭和にかけて活躍したジャーナリスト徳富蘇峰(とくとみそほう)の資料が展示されています。三島由紀夫文学館と共通チケットで入場できるため、ぜひ併せて見学してみましょう。

三島由紀夫文学館のあとは、山中湖を時計回りで周っていきます。まずは三島由紀夫文学館から車で5分ほどの場所にある「レイクサイド・キャビン」で、山中湖の景色を楽しみながらイタリアンランチをいただきましょう。

ランチが終わったら、山中湖周辺の公園や展望台をゆっくりと散策します。縁結びのご利益があると言われている神社や遊覧船乗り場など、楽しめるスポットがたくさんあります。山中湖周辺は無料駐車場も多数あるので、車で周っても駐車場探しに困ることはありません。

山中湖周辺の散策が終わったら、山中湖の北東部へ進み、国道413号線を北へ進むと見えてくるカフェ「山中湖グータン」で一休みしましょう。ヨーロッパ風の可愛らしい建物とお洒落な店内は、思わず写真を撮りたくなるほどの美しさです。本格的なお料理やこだわりのケーキが楽しめるので、デートの締めくくりにぴったりです。

それでは、今回のメインスポットとなる「三島由紀夫文学館」の詳細をご紹介します。

三島由紀夫文学館で辿る文豪の足跡と創作の世界

三島由紀夫文学館の看板

三島由紀夫文学館は、山梨県の山中湖村にある「山中湖文学の森公園」内にオープンしました。この施設では、三島由紀夫の文学作品だけでなく、彼の波乱に富んだ生涯についても詳しく展示しています。直筆の原稿や初版本、演劇関連の資料など、多くの貴重な展示物を間近で見学することができます。

同じ公園内にある「徳富蘇峰館」も共通チケットで入館可能です。ここでは、明治から昭和にかけて活躍した著名なジャーナリストや思想家、徳富蘇峰についての展示があります。視聴覚室では徳富蘇峰や三島由紀夫に関する貴重な映像も上映されているので、併せて見学することをおすすめします。

文学館の見どころは数多くありますが、建物は三島由紀夫の自宅をモチーフに設計されています。中庭の一部も彼の自宅を忠実に再現しているため、三島由紀夫ファンの方は、作家がどのような環境で創作活動を行っていたのかを臨場感たっぷりに体感できるでしょう。

今回は、三島由紀夫文学館の館長である佐藤秀明さんに、施設の魅力や具体的な展示内容についてお話を伺いました。

三島由紀夫の創作空間を再現!貴重な原稿と書斎展示

編集部

三島由紀夫が亡くなって50年以上が経ちますが、いまだに熱狂的なファンがいて、人気は衰えていないように感じます。まずは、三島由紀夫文学館の展示内容について教えていただけますか?

佐藤さん

当館では三島由紀夫の直筆原稿、創作・取材ノート、書簡、絵画、写真、著書、研究書、翻訳書、雑誌、映画・演劇資料などを所蔵し、それらの一部を展示しています。三島由紀夫の書斎の一部も再現しており、作家の創作環境を直接体感いただけます。

また、資料の展示だけでなく、三島由紀夫の生涯と作品を紹介した当館オリジナルの映像も上映しています。来館の際は、展示と映像の両方をお楽しみいただくことをおすすめします。

三島由紀夫の書斎を一部再現した展示
▲書斎が一部再現された展示。三島由紀夫ファンには見逃せない展示です!

編集部

三島由紀夫は活動家としても有名で、荒々しい印象がありましたが、実際にはとても美しい文字で原稿を書いていたんですね。意外な一面を知ることができ、興味深いです。ファンの方にとっては、再現された書斎を見るだけでも感動的な体験になりそうですね。

文学館では、具体的にどのようなことが学べますか?

佐藤さん

三島文学には、まだまだ汲み尽くせない人間の深淵や軽やかなユーモア、鋭い歴史観、重厚な世界観があります。これらの特徴は、三島由紀夫の代表作である「金閣寺」や「潮騒」などの作品に顕著に表れています。

当館では、これらの貴重な資料に基づき、わかりやすく展示することで、三島文学のファンはもちろん、これから三島作品を読もうとしている方々に、三島文学の魅力を伝えていきたいと考えています。

編集部

三島文学に触れたことがない方でも、文学館で三島文学の特徴を学ぶことで、三島由紀夫の世界観に親しみやすくなりそうですね。カップルのどちらかが三島由紀夫ファンなら、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。

三島由紀夫の多彩な活動を探る:直筆原稿から映画・演劇資料まで

三島由紀夫文学館の写真などの展示品

編集部

三島由紀夫文学館の見どころを教えていただけますか?

佐藤さん

展示そのものが見どころです。貴重な雑誌・本はもちろんのこと、三島由紀夫の直筆原稿は必見です。さらに、彼の原作を基にした映画・演劇のポスターなども展示されており、非常に興味深いです。これらの展示を通じて、三島作品の多様性や文学界への影響力を実感できます。

編集部

三島由紀夫に関する著書を出されている、佐藤館長お気に入りの展示を教えてください。

佐藤さん

私のお気に入りは「金閣寺」の原稿です。

文字の一つひとつから、三島の創作への情熱と意欲が伝わってきます。作品に込めた思いや、執筆時の充実感が感じられる貴重な資料です。この原稿を見ることで、三島由紀夫という作家の創作の過程をより深く理解することができます。

デジタル技術で三島文学を探求:展示室の情報検索システム

編集部

三島由紀夫文学館で体験できることを教えていただけますか?

佐藤さん

展示室内にはコンピュータがあり、三島由紀夫に関するさまざまな検索が可能です。検索できる内容は以下の通りです。

  • 三島由紀夫代表作品紹介…代表作30作品を資料写真と解説によって紹介
  • 映画・演劇作品紹介…三島由紀夫の映画・演劇から20作品を選び、資料写真と解説によって紹介
  • 翻訳書紹介…世界各国から、翻訳された図書を資料写真とひとくち解説によって紹介
  • 三島マップ…作品に登場する県名、地名が検索可能
  • 私の好きな三島作品…19名の著名人が、自身の好きな三島作品について紹介

「私の好きな三島作品」では、19名の作家・文芸評論家・写真家・俳優・劇作家などが、ご自身の好きな三島作品のベストスリーを選び、ベストワンに選んだ作品についてコメントを述べています。生前の三島由紀夫と交流のあった方々のコメントもあり、作家の人間性や作品の魅力を深く知ることができます。また、これらのコメントを通じて、三島文学の多様な解釈や影響力を感じ取ることができるでしょう。

国際的に評価される三島由紀夫文学館:ミシュランガイド2つ星の魅力

三島由紀夫文学館の外観
▲文学館の外観は三島邸をモチーフにデザインされています

編集部

三島由紀夫文学館の自慢や、ほかの博物館などと違う点があれば教えてください。

佐藤さん

当館は、公共の三島由紀夫文学館としては日本で唯一の存在です。三島由紀夫文学館は、フランス発行の「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン2009」において2つ星を獲得しました。これは文学館としては非常に珍しい評価です。

※ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン2009で2つ星を獲得:山中湖観光ガイド

さらに、当館の入場券は隣接する「徳富蘇峰館」と共通になっており、1枚の入場券で両館を見学できる点も特徴です。これにより、文学と歴史の両面から日本の近代を学ぶことができます。

三島由紀夫の多面的な魅力:企画展・特集展のハイライト

2021年9月から約1年間開催されている三島由紀夫文学館の特集展のチラシ
▲2021年9月から特集展「わたしの好きなShort Story×30」が開催されています

編集部

三島由紀夫文学館では、企画展もたくさんされているそうですね。

佐藤さん

はい、そうです。当館が所蔵する三島由紀夫に関連する資料は膨大で、常設展示だけでは紹介しきれません。そのため、期間限定で企画展や特集展を開催しています。原稿はもちろん、楯の会の制服などの衣類まで、幅広い資料をご覧いただけるよう工夫しています

テーマは多岐にわたり、短編小説や詩、演劇などの作品形態別や、「潮騒」「金閣寺」といった特定の作品に焦点を当てた特集など、様々な視点から企画しています。今後の展示にもどうぞご期待ください。

編集部

企画展のほか、イベントなども開催されますか?

佐藤さん

はい、毎年開催しているイベントがあります。「レイクサロン」と呼ばれるもので、講演会とフリートークから構成され、三島文学の魅力を語り合う場となっています。これまでに宮本亞門氏、高橋睦郎氏、ドナルド・キーン氏、横尾忠則氏といった著名な方々にご講演いただきました。

また、「レイクサロン」以外にも、以下のようなイベントを開催してきました。

  • 山中湖文学の森フェスタ(飲食ブースの出店やワークショップ)
  • リーディング「こころで聴く三島由紀夫」(朗読劇)
  • 文学展など

三島美学の象徴:アポロ像のある中庭での記念撮影スポット

編集部

三島由紀夫文学館は自然豊かな場所にありますが、四季折々の楽しみ方があれば教えてください。

佐藤さん

当館は山中湖文学の森の中にあり、周りを木々に囲まれています。春から夏にかけては野鳥のさえずりが聞こえ、爽やかな風が緑の梢を揺らします。秋には鮮やかな紅葉が目を楽しませ、冬には落ち葉の散り敷く静かで落ち着いたたたずまいを感じていただけます。

周囲には整備された遊歩道もあり、季節ごとの山中湖の自然を楽しみながら散策できます。例えば、春には桜、夏には新緑、秋には紅葉、冬には雪景色など、四季折々の風景を楽しむことができます。

編集部

文学館や周辺で、カップルで記念撮影できるようなスポットはありますか?

佐藤さん

三島邸の一部をイメージ再現した中庭にはアポロ像があり、絶好の撮影スポットになっています。多くのカップルがここで記念写真を撮影されています。アポロ像は三島由紀夫が愛した芸術作品の一つで、文学館の象徴的な存在となっています。

三島邸を一部再現したアポロ像

文学好きカップルの聖地:三島由紀夫文学館の来館者傾向

編集部

三島由紀夫文学館には、三島文学ファンや三島由紀夫ファン、また近くを通りかかって入館した方など、さまざまな方が訪れると思いますが、カップルの来館率はどれくらいですか?

佐藤さん

半数以上の方が、ご夫婦またはカップルでいらっしゃいます。

編集部

三島由紀夫の世界は、大人だからこそ味わえるものですね。ご夫婦やカップルが多いということは、デートスポットとしても人気があるようです。館内をゆっくり見たいカップルも多いと思いますが、空いている時間帯を教えてください。

佐藤さん

冬期の平日は、比較的空いています。特に11月から3月頃までの平日がおすすめです。

編集部

夏は山中湖周辺のアクティビティも豊富で、避暑地として人気がありますからね。ゆっくり見て回りたい場合は冬の平日がおすすめということですね。みなさんの滞在時間はどのくらいでしょうか?

佐藤さん

三島由紀夫文学館だけで30分~1時間程度、徳富蘇峰館も併せると1時間~1時間半程度ご覧になる方が多いです。展示内容によっては、さらに長く滞在される方もいらっしゃいます。

編集部

見応えのある文学館なので、時間に余裕を持って訪れるとよさそうですね。

※映像展示について:現在映像展示は、徳富蘇峰館・視聴覚室のみで見ることができます。

来館者が語る三島由紀夫文学館の魅力:リアルな口コミ

編集部

三島由紀夫文学館に来館されたお客様からは、どのような声をいただきますか?

佐藤さん

おかげさまでインターネット上の口コミでも高い評価をいただいております。代表的な感想をいくつかご紹介いたします。

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三島由紀夫の自筆原稿が豊富に展示されており、十分な見応えがあります。直筆の文字や推敲の跡を見ることで、作家の創作過程を身近に感じられます。
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作品解説が年代ごとにストーリー要約付きで提供されており、三島文学を理解しやすく、非常に興味深い内容でした。初心者でも三島文学の全体像を把握できます。
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当館でしか視聴できない貴重なビデオ上映があり、三島由紀夫の世界に没入できる濃密な時間を過ごせました。インタビューや講演の映像は特に印象的でした。
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三島文学の熱心な愛読者ではありませんでしたが、彼が生きた昭和の時代感が伝わってきて、とても良い経験になりました。展示を通じて、当時の社会背景や文化を学ぶことができました。

編集部

自筆原稿の展示からビデオ上映まで、来館者だけが体験できる貴重な資料が豊富にあり、好評なのですね。三島由紀夫のファンはもちろん、そうでない方も、彼の人生や作品世界に引き込まれてしまうことがよくわかります。

静謐な空間で味わう三島文学:文学館の独特な雰囲気

それでは、編集部で集めた口コミをご紹介します。

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資料数が豊富で、かなり見ごたえがありました。三島由紀夫ファンはとても楽しめると思います。作品や生涯に関する展示が充実しています。
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三島文学にあまり詳しくなかったのですが、豊富な展示を通じて深く学ぶことができました。年表や写真、原稿などが分かりやすく展示されています。
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森に囲まれた静かな場所で、ゆっくりと展示を見ることができました。三島由紀夫をあまり知らない人でも、展示を見ているうちに徐々に引き込まれていくと思います。作家の魅力が伝わってくる内容でした。

「三島由紀夫ファンにおすすめ」という口コミが多く見られましたが、「偶然見つけて入館したら、静かな環境で興味深い展示をゆっくり見られた」といった感想もありました。三島由紀夫記念館は、ファンだけでなく、幅広い来館者に楽しんでいただける施設のようです。

三島由紀夫の思想や文学に興味がある方はもちろん、この作家についてよく知らなかった方にも魅力的な展示内容となっています。お二人で訪れ、三島由紀夫が生きた昭和の時代背景や、彼の独特な世界観に触れてみてはいかがでしょうか。

三島由紀夫文学館が贈るカップルへの特別メッセージ

編集部

それでは最後に、三島由紀夫文学館へ行ってみようと考えているカップルへ、メッセージをお願いします。

佐藤さん

展示品の説明だけでなく、わかりやすい解説を加えましたので、三島由紀夫の小説を読んだことがない方や、劇、映画を観たことのない方にも十分楽しんでいただけると思います。文学に詳しくない方でも、三島由紀夫の生涯や作品の魅力を感じていただけるはずです。例えば、三島の代表作「金閣寺」や「仮面の告白」の展示では、作品の背景や時代背景についても丁寧に説明しています。

編集部

三島文学のファンの方はもちろん、三島由紀夫に少し興味がある方も楽しめる三島由紀夫文学館。文学を通じて新たな会話が生まれるかもしれません。カップルの皆さまのご来館を心よりお待ちしております。

本日はお忙しい中、貴重なお話をお聞かせいただき、誠にありがとうございました。

三島由紀夫文学館訪問のための実用情報ガイド

住所 〒401-0502
山梨県南都留郡山中湖村平野506-296
連絡先 ・TEL:0555-20-2655
・FAX:0555-20-2656
アクセス ■関東方面からの例
【電車】
・新宿=(1時間50分:特急+富士急行)=富士山駅=(25分:富士急路線バス)=文学の森公園前
・東京=(2時間20分:東海道線・御殿場線)=御殿場駅=(40分:富士急路線バス)=文学の森公園前
・小田急線新宿=(1時間30分:小田急線)=御殿場駅=(40分:富士急路線バス)=文学の森公園前

【高速バス】
・新宿西口=(1時間40分)=ハイランド=(34分)=山中湖旭日丘

【車】
・東京=(1時間30分)=御殿場I.C=(15分)=須走I.C=(15分)=山中湖村

■関西方面からの例
【電車】
・大阪=(1時間30分)=名古屋=(1時間30分)=三島=(45分)=御殿場駅=(40分)=文学の森公園前

【高速バス】
・名鉄バスセンター=(4時間15分)=富士山駅=(25分)=文学の森公園前

【車】
・西宮I.C=(2時間30分)=小牧I.C=(3時間)=新御殿場I.C=(15分)=須走I.C=(15分)=山中湖村
営業時間 10:00~16:30
(入館は16:00まで)
休館日 ・毎週月曜日・火曜日
※祝祭日の場合はその翌日
※ゴールデンウィーク期間は月曜日・火曜日も開館


・12月29日~1月3日
・資料点検日(不定期)
※点検日は文学館ホームページでお知らせしています
駐車場 あり(無料)
飲食施設 なし
ミュージアムショップ 受付で図録、文庫、詩集、研究書、はがき、ノベルティを販売
入館料 【通常料金】
一般:500円
高・大学生:300円
小・中学生:100円

【団体料金(10名様以上)】
一般:300円
高・大学生:250円
小・中学生:50円

【障がい者料金】
一般:250円
高・大学生:100円
小・中学生:50円
※障がい者手帳をご提示いただくと、付添いの方も1名様まで割引料金となります
公式サイト https://www.mishimayukio.jp/

※最新の情報はホームページ等でご確認をお願いいたします。
※記事中の金額はすべて税込表示です。

三島由紀夫文学館周辺で楽しむ文学デートスポット

三島由紀夫文学館の周辺には、世界遺産に登録された美しい山中湖があります。また、おいしい食事やスイーツを楽しめる飲食店も多数あります。三島由紀夫の文学世界に触れた後は、周辺での散策や食事を堪能することで、より充実したデートを楽しむことができます。

おすすめのデートスポット

富士を望む山中湖:文学の余韻を楽しむ公園散策

山中湖から見える富士山
引用:環境省ホームページ

富士五湖のうち、最も標高が高く面積が広いのが山中湖です。湖の周辺は整備が行き届いており、公園や無料駐車場が多数設置されているため、訪れる人々にとって快適な環境が整っています。

山中湖周辺では、トレッキングやサイクリングなどの屋外アクティビティが充実しています。また、チャーム作りや吹きガラス体験ができる施設もあり、多様な楽しみ方ができます。湖上ではスタンドアップパドルボード(SUP)やカヌーも楽しめるため、アクティブな体験を希望するカップルは、事前に各アクティビティの予約状況や料金などの情報を確認しておくことをおすすめします。

公式URL:https://lake-yamanakako.com/

山中湖畔の絶景イタリアン:レイクサイド・キャビンでロマンチックランチ

レイクサイド・キャビンは、国道138号線沿いにある山中湖を一望できるイタリアンレストランです。大きな窓から座席全体で湖の景色を楽しめ、特にカウンター席からは富士山の絶景を眺めることができます。山中湖畔の自然に囲まれた立地で、四季折々の美しい景色とともに食事を楽しめる特別な空間となっています。

食材は地元山梨県の新鮮なものを活用し、化学調味料を一切使わず、手作りにこだわっているのが特徴です。こだわりの料理ながら、価格はリーズナブルで、パスタやピザなどカップルで分け合って楽しめるメニューが豊富に用意されています。また、地元の食材を使用することで、山梨の季節の味を存分に楽しむことができます。

異国情緒溢れる「山中湖グータン」:ヨーロピアンスタイルのカフェタイム

山中湖畔に佇む「山中湖グータン」は、まるでヨーロッパのお城を思わせる外観が特徴的なカフェです。三島由紀夫文学館の対岸に位置し、結婚式も行われる雰囲気抜群の建物は、見るだけでも心躍る体験となります。白い壁と尖った屋根が印象的で、湖畔の景色と見事に調和しています。

本格的なランチやディナーを楽しめるだけでなく、丁寧に作られた手作りケーキも絶品です。季節の食材を使用した料理や、フランス風のデザートなど、幅広いメニューが用意されています。食事はもちろん、窓から山中湖の美しい景色を眺めながら、のんびりとした休憩時間を過ごすのにも最適な場所となっています。

公式URL:http://gouttemps.com/

山中湖エリアの穴場デートスポット:カップルにおすすめの観光地

・「山中湖の白鳥の湖」…白鳥の形をした可愛らしい遊覧船で山中湖を優雅に巡ることができます。湖上からは富士山の絶景を楽しむことができ、四季折々の景色を堪能できます。
・「山中諏訪神社」…縁結びの神様として知られ、カップルの絆を深めるご利益があると言われています。美しい自然に囲まれた境内で、二人の思い出づくりができます。参拝後は、周辺の散策も楽しめます。

まとめ:三島由紀夫文学館で深まる絆!文学と自然が彩る大人のデート体験

小説家・活動家として有名な三島由紀夫は、壮絶な最期を迎えた人物として知られています。しかし、三島文学にはユーモアあふれる一節も多く存在し、また美しい文字で残された原稿など、意外な一面も発見できます。

展示内容は非常に豊富です。三島由紀夫が書いた原稿をはじめ、取材メモ、戯曲家としての資料、原作を書いた映画のポスターなど、多岐にわたる展示物があります。三島由紀夫の小説家としての側面だけでなく、多彩な活動の全容について理解が深まるため、時間をかけてじっくりと見学することをおすすめします。

文学館で三島由紀夫の世界に触れたあとは、お2人で山中湖の静かな公園を散策しながら、三島由紀夫の文学や人生について語り合ってみるのもよいでしょう。湖畔の風景を楽しみつつ、展示で得た印象や感想を共有する時間は、より深い文学体験につながるかもしれません。