自治体の婚活支援

【標茶町の婚活】100組以上の成功実績あり!関西女子✕北海道青年が出会う農婚イベント

標茶町(北海道川上郡)の自治体主催の婚活をお探しの方へ。同町が開催する農婚イベント「北海道農業青年と関西女性との交流会」について紹介します。

酪農が盛んな町・標茶町では、30年以上もの間、後継者確保に向けた婚活支援を熱心に続けてきました。その結果、100組以上ものカップルを成立させてきた実績を持っています。

今回は、標茶町の婚活支援を担当する標茶町農業委員会事務局振興係長を務める工藤さんに、詳しくお話を伺いました。

▼標茶町主催の婚活まとめ

  • 婚活イベントの実施
  • 交通費半額補助制度あり
標茶町の婚活支援サービス担当者

標茶町農業委員会事務局
振興係長 工藤理恵さん

標茶町の婚活:関西女子✕北海道男子のイベントを定期開催

▼過去にあった標茶町主催の婚活イベントの例

  • 北海道農業青年×関西女性との交流会
  • 北海道ふれあい交流会 in しべちゃ

標茶町の婚活イベントは年に2回、主に11月と2月に北海道と関西の地を行き来しながら開催されています。地元で汗を流す酪農青年たちと、主に関西地方から参加する女性たちとの出会いの場。関西の女性を中心に呼びかけるのは、連携する婚活会社が関西に拠点を置いているという縁からです。

特筆すべきは、一般的な婚活イベントとは一線を画す「開催期間」でしょう。2泊3日や1泊2日といった比較的長い時間をかけて、じっくりと互いを知る機会を設けているのです。

夏場は牧草の収穫など酪農家にとって最も忙しい時期。だからこそ秋と冬に開催され、参加する酪農家たちは「ヘルパー」と呼ばれる代役を確保することで、大切な出会いの時間を作り出しています。

それでは、そんな標茶町で実際に行われた婚活イベントの事例をもとに、その魅力を詳しく見ていきましょう。

事例1:北海道の農業青年×関西女性との交流会(開催日:2025年2月15日・16日)

ザ・ランドマークスクエアオオサカのテラスから見た大阪城(左)、1日目のイベント会場となった「ザ・ランドマークスクエア・オオサカ」(右上)、大阪城公園内のイルミネーション(右下)
▲1日目は夜の大阪を堪能できる内容

2025年2月、大阪の都会的な雰囲気漂う「ザ・ランドマークスクエア・オオサカ」で標茶町の婚活イベントが開催されました。参加者は、北海道から遠路はるばる訪れた酪農男性5名(38〜44歳)と、関西在住の女性6名(27〜49歳)です。

1日目の最初は、自己紹介を兼ねた男女1対1でのトークタイム。女性が1名多かったため、空き時間は、この婚活イベントをきっかけに結婚した先輩女性とトーク。「どんな気持ちで標茶町に嫁いだのか」など、率直な思いや体験談が聞ける良い時間となったようです。

夜はブッフェでさまざまな美味しい料理を楽しみながら歓談し、その後はキラキラと輝くイルミネーションを鑑賞。想定外に部屋からイルミネーションが見えなかったことで、一同がわいわいと展望台へ向かう一幕も。思いがけない出来事が、むしろ会話を弾ませるきっかけになりました。

2日目は、五感で楽しむ体験の日。「カップヌードルミュージアム 大阪池田」では自分たちだけのハート型のチキンラーメン作りに挑戦。同じ番号札の男女が共同でラーメンを作りました。一緒に作業を行うことで、距離が縮まった男女もいたようです。「チキンラーメン作りが特に楽しかった」という感想が多く、学生時代に戻ったような無邪気な笑顔が溢れました。

その後のイチゴ狩り体験でも、各自和やかムードで楽しい時間を過ごせたようです。

この2日間の交流を経て、1組のカップルが誕生しました。このカップルは2年前に標茶町の交流会に参加経験があるという「リピーター同士」だったとか。なんだか縁を感じますね。

チキンラーメンファクトリーでは自分だけのラーメン作りに挑戦(上)、イベント2日目でイチゴ狩りを行った「いけだのいちご狩り屋さん」(下)
▲2日目は体験型で参加者の距離が縮まる内容ばかり

事例2:北海道ふれあい交流会 in しべちゃ(開催日:2024年11月)

2024年11月には、標茶町で婚活イベントが行われました。男女各2名という少人数でしたが、だからこそ実現した濃密な時間がありました。初日の夜は地元の温かな雰囲気の喫茶店で交流会を開催。4人だけの小さな空間で、普段は語れないような深い会話が自然と生まれました。

2日目には隣町の牧場へ。初めて触れる牛の温もり、自分の手で搾った牛乳で作るアイスクリームの甘さ。都会では決して味わえない体験の数々に、参加者の目は輝いていました。さらに硫黄の香りが漂う硫黄山や、絶景が広がる美幌峠など、標茶町周辺の魅力スポットを巡るツアーも実施。2泊3日の最終日には釧路市内でショッピングも楽しみました。

少人数ならではの親密さから生まれた友情は、イベント後も続いています。25歳の参加男性は今でも担当者を訪ねては「LINEがきたらどう返せばいいか」「どこでデートすればいいか」など率直な相談をしているそう。北海道の男性の素朴な真剣さが伝わるエピソードですね。

標茶町の婚活イベントへ参加した人からの感想

▼北海道農業青年×関西女性との交流会

  • 男女ペアでのチキンラーメン作りは良かった。
  • 季節でしか味わえないいちごも楽しかった。
  • いちご狩りもチキンラーメンとは別のペアで体験した方がもっとお話ができたと思う。
  • ザ・ランドマークスクエア・オオサカの食事が楽しかった。
  • ペアで行動できる機会を多く作ってほしかった。
  • 男女参加数不一致の中で、補うために入って下さった方(ナラの木会会長)が話をたくさんしてくださり、場を盛り上げてくださり有難かった。

▼北海道ふれあい交流会 in しべちゃ

  • 少人数での参加で3日間じっくり話すことができてお互いに交流ができて良かった。
  • 標茶町のことがよくわかる内容のイベントだった。
  • スタッフに親切にしていただいた。
  •  色々な場所に連れて行っていただいたり、標茶町で有名な特産やおすすめを教えていただけたのがうれしかった。

標茶町の婚活イベントのまとめ

項目 内容
サービス名称 標茶町婚活支援事業:北海道農業青年と関西女性との交流会
サービス内容 北海道の農業青年(酪農家の後継者等)と、関西在住の独身女性を対象とした、2〜3日間の交流イベント。自己紹介、グループ交流、1対1トーク、マッチング投票など多段階のプログラムで進行。
費用 3,000円
開催スケジュール 年2回(2月・11月)開催
カップル成立率 過去実績:100組以上のカップル成立
参加条件 【女性】20〜30代の独身女性(結婚後の移住意欲必須
【男性】30〜40代の農業青年(標茶町在住または地域に縁のある方、後継者候補)
申し込み方法 専用申込書に必要事項を記入・写真添付の上応募(郵送またはEメール)か、申込みフォームを利用
※申込書は各イベントの専用ページよりダウンロード
補足情報 応募多数の場合は抽選となる場合あり。 女性参加者には標茶町の特産品が贈呈。

標茶町の婚活支援:イベント以外でも細やかなサポートあり

結婚を希望する地元の男性と、関西地方の女性をつなぐ独自の婚活支援を行う標茶町では、単なる出会いの場の提供にとどまらず、交通費補助や先輩夫婦によるアドバイスや自治体職員によるきめ細やかなサポートなど、カップル成立から結婚後まで一貫した支援体制が整えられています。

距離の壁を超えた出会いを実現するために標茶町が取り組むさまざまな支援策について、詳しくご紹介します。

「交通費半額補助制度」で、関西✕標茶町の交通費が半額に

標茶町では、関西から参加する女性たちに対し、交通費の半額を助成しています。また、この交通費半額補助制度は、マッチング成立後の女性に関しても利用できます(最大5万円)。大阪から標茶町までは飛行機と車で約4時間。数字だけ見ると遠く感じるかもしれませんが、前もってチケットを予約すれば思ったより手頃な料金で往来できるのです。※交通費半額補助制度の利用は1回のみ

釧路空港から車で1時間半、雄大な自然を眺めながらのドライブを経て到着する標茶町。一見距離がネックに思える北海道と本州の交流ですが、実際に結婚した女性たちは意外にも頻繁に里帰りをしているそう。「距離」という壁は、思うほど高くないのかもしれません。

項目 内容
サービス名称 標茶町交通費半額補助制度
サービス内容 関西から参加する女性(婚活イベント参加者およびマッチング成立後の女性)に対し、航空券等の公共交通機関利用時の実費の半額を助成する制度。
費用 助成額:最大5万円(実費の半額)
必要書類 航空券等の公共交通機関の領収書(提示必須)
申し込み方法 標茶町の婚活支援担当者に相談または公式サイトにて、事前に申請手続きを実施

先輩夫婦らによる、きめ細やかな相談サポート体制あり

標茶町では、イベントで出会い交際が始まったカップルに対して、サポートやアドバイスを行っています。サポートしてくれるのは、同じようにイベントで出会い結婚した先輩夫婦たち。そして、自治体の婚活支援担当者や農協職員など、さまざまな人が見守ってくれます。

女性にとって、関西から見ず知らずの土地である標茶町に嫁ぐのは、大きな勇気が必要です。またそれ以上に不安も大きいでしょう。そんな時、同じ道を歩んできた先輩妻たちのアドバイスが心強い味方となります。

もちろん男性に対してのサポートも充実しています。農業委員会や農協の担当者が、LINEの返信の仕方から、デートにおすすめの場所、イベントやデートに着ていく服装まで、具体的かつ実用的なアドバイスを提供しています。

また、標茶町では自分たちのイベントに固執せず、北海道内の他の婚活イベントへの参加も積極的にあっせん。特に札幌など都市部で開催されるイベントとの連携を通じて、出会いの可能性を広げています。

標茶町・婚活支援サービス担当者からのメッセージ

イベント2日目で訪れた隣町の牧場(左上)、標茶町の多和平展望台で見られる美しい景色(右上)、2024年秋にリニューアルしたばかりのぽん・ぽんゆ温泉(下)

夕焼けに染まる広大な牧草地。標茶町は人口約7,000人ながら、その自然の豊かさは計り知れません。世界三大夕日の一つと言われる釧路の夕日も素晴らしいですが、個人的には標茶町の夕日が一番美しいと思っています。

隣町の中標津にある開陽台では、360度地平線が見渡せる絶景が広がります。2024年秋にリニューアルしたばかりのぽん・ぽんゆ温泉では、疲れた体を癒やしながら大自然を感じることができます。「何もないのがいい」という声すら聞かれるほど、純粋な自然との対話を楽しめる環境が整っているのです。

酪農という基幹産業を支え、町の未来を築く後継者たちのために始まった婚活支援。大阪から北海道へ、都会的な生活から酪農という仕事へというのは、確かにハードルはあります。しかし、「最初はそういうつもりはなかったけど、いつの間にか結婚していた」という声が珍しくないほど、この町には人を惹きつける何かがあると感じています。

自然の優しさ、人との温かなつながり、そして毎日の営みの中にある小さな幸せ。まずは婚活イベントを通じて、標茶町という町の魅力に触れてみませんか?あなたの人生の新しいページが、ここで開かれるかもしれません。

標茶町の婚活支援サービスに関する問い合わせ

項目 内容
運営者名称 標茶町ニューホーム推進協議会事務局 (標茶町農業委員会)
担当部署 企画財政課 地域振興係
住所 〒088-2312 北海道川上郡標茶町川上4-2
電話番号 015-485-2111(代表)
FAX番号 情報なし
メールアドレス 情報なし
受付時間 8:45〜17:30
※土・日曜、祝日、年末年始(12/31〜1/5)を除く
公式ページ https://town.shibecha.hokkaido.jp/noui/nyuhomu/
筆者プロフィール
縁結び大学編集長・皆口 晴香

編集ディレクター
皆口 晴香

株式会社ネクストレベル・メディア事業部広報チームのマネージャー、編集歴は16年。「マリピタ」や「縁結び大学」に掲載する取材記事の企画・編集を1,000記事以上担当。 自身も2年間の婚活を経て、ネットで知り合った男性と結婚。出会い系サイトや婚活パーティー、マッチングアプリ、お見合いなど、さまざまな手段を実際に体験した経験を活かしながらコンテンツ作成中。

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